新型輸送機オスプレイの発着施設建設に反対する住民らの姿を追った記録映画「標的の村」の上映会がこのほど、兵庫県丹波市氷上町本郷のポップアップホールであり、監督の三上智恵さん(49)が沖縄の現状や特定秘密保護法について講演した。 三上さんは琉球朝日放送でキャスターを務めながら、記録映画を制作してきた。今年3月に同社を退職した後も、米軍基地建設を巡って国と住民の攻防が続く辺野古などで撮影を続ける。「標的の村」は、沖縄県東村高江の集落を守るために、生活を犠牲にしながら反対運動を続ける住民の姿を描いている。 映画制作の原点として、三上さんは1995年の米兵による少女暴行事件を契機とした普天間基地返還運動について触れた。「国の目的は最初から辺野古移設だったが、それを見抜くことができなかった」と振り返り「メディアには県民の怒りを国に利用された責任がある。全国の人に伝えようと映画をつくった」と話した。 ま
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