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![「かまえての力」って、なによ?~『続 オーディオ常識のウソ・マコト』 千葉憲昭著(評:栗原裕一郎) (2ページ目):日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)
世界同時不況が日本の自動車業界を直撃する。トヨタ自動車や日産自動車などの大手メーカーも大幅な赤字に転落せざるを得ない危機的な状況だ。今回の異変をいちはやく感じ、対策に乗り出した鈴木修会長。 「30年間右肩上がりで社内に安泰ムードを招いてしまった」 昨年12月には社長を兼務する新体制を敷き、再び現場でも指揮を執り始めた。 「工場にはカネが落ちている」――工場から発想する“独自の経営”で、これまでも時代の先行く新商品、画期的なモノづくりを実現してきた。 「危機はチャンスだ」。鈴木会長は今回の危機にどう立ち向かおうとしているのか。 サブプライム問題が発覚する前から在庫調整を指示 ―― まず、今回の世界同時不況についてお伺いします。スズキは、米国のサブプライムローン問題に端を発した危機が明らかになるよりも前、一昨年から在庫調整をすすめ、2007年から2008年にかけて約1000億円の在庫を減らして
霞が関を頂点とした中央集権的な行政システムが日本の国力を奪っている。霞が関は省益確保に奔走、特殊法人は天下りの巣窟となっている。効果に乏しい政策を検証もなく続けたことで行政は肥大化、国と地方の二重、三重行政と相まって膨大な行政コストを生み出している。 さらに、補助金や法令を通じた霞が関の過度の関与によって、地方自治体は「考える力」と自主性を失った。1990年代の景気対策で積み上げた公共投資の結果、末端の市町村は多額の借金にまみれ、住民が望む行政サービスを手がけることもままならない。国と地方の借金総額は約1000兆円。これが、今の行政システムの限界を如実に示している。 増え続ける社会保障コストを賄うため、増税論議が俎上に上がる。年金や医療の信頼を取り戻すためには国民負担が必要だ。それは、国民も分かっている。だが、既存の行政システムには膨大な無駄が眠っている。それを看過したまま増税に応じるのは
教育委員会をお役所、あるいは準お役所的組織だと思っている方は、意外に多いのではないでしょうか? けれども、実はまったく逆なのです。 教育委員会は、都道府県単位、市町村単位の独立した執行機関で、メンバーも役人ではなく一般市民から選ばれます。といっても、いわゆる市民団体からではありません。市民の立場から行政に参加する公職、本来の意味での「オンブズマン」。それが教育委員会です。 こう書くと、ほう、教育委員会って、実は素晴らしい仕組みじゃないか? と思いますよね。そのとおり。「官」の暴走を「民」が防ぐためのきわめて民主的な仕組みなのです。 ところが、いまでは教育委員会の本来の意味がすっかり失われているようなのです。 私は2006年から、神奈川県教育委員会に委員として名を連ねています。おかげで私は、月に1回、必ず教育委員会でひと暴れすることになってしまいました。 先日も、団塊世代の教師の大量退職に伴
性能、価格の両面で激しい競争が繰り広げられている薄型テレビなどのデジタル家電市場。そのあおりを受け、中核部品であるシステムLSI(大規模集積回路)を手がける半導体メーカーにかかる負荷も日増しに高まる。より高い性能の製品を多品種少量で生産することが求められているからだ。実際、LSIを主力とするNECエレクトロニクスやルネサステクノロジなどは、業績の低迷が続いている。 こうした負荷を低減する技術が、東北大学の未来科学技術共同研究センターによって開発された。大見忠弘教授の研究室と、東京エレクトロンやアドバンテストなどで構成する産学連携プロジェクト「顧客ニーズの瞬時製品化技術(DIIN)」が開発した「マイクロ波励起高密度プラズマラジカル反応」と呼ばれるLSIの製造技術である。 家電の発熱を抑える 「従来の(LSIの)製造技術は限界が見え始めている」と語る大見教授が指摘する課題は、大きく2点。1つ目
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 柳澤伯夫厚生労働大臣が女性を「子供を産む機械」とする発言が波紋を呼んでいます。少子化対策の総責任者の発想というものは、いかに人の心を無視した機械的なものかをあらわにしたと思います。そして言葉こそきちんとしていますが、人口減を女性のせいにするおじさんがいまだにいることも明らかにしました。 以前もこのコラムで申し上げましたが、人口の増減は一人ひとりの市民が体をもって投票した結果です。自然に生まれてくる一人ひとりが幸せになる社会作りが本質であり、女性の社会地位の向上、男性のサービス残業などの具体論に取り組むべきです。 子供を生まないのは女性の責任か 知人の奥さんは2人目のお子さんが欲しくても、旦那さんはなかなか協力してくれません。困った彼女は姑に「
「この頃の世間は思いやりがない。私の所の幹部も思いやりが足りない。日本の学校では思いやりを教えない。マスコミも思いやりを忘れている…」 先日、友人と銀座の料理屋に食事に行った時に、隣の席で経営者風の男性が、お連れの女性に、思いやりについて熱く語っていました。それから30分後、その男性はネオン街に消えていきました。 私は、この男性が女性の前でいかに自分が思いやりを持っている人間なのか、宣伝したい気持ちはよく分かりました。ですが、この人を思いやりに溢れている、と素直に認めることはできませんでした。 この男性は自分が吸った12本の吸殻の入った灰皿、私の前に置いていたのです。吸殻の煙と臭いが30分にわたって私を燻べ続けました。おかげさまで燻製ソーセージの気持ちがよく分かりました。 男性が立ち去った席を見て、私の友人が言いました。「宋さん、こんな人に思いやりを語られたくないですね」 自分を客観的に見
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