巨人の激励会である「第19回燦燦(さんさん)会総会」(会長・御手洗冨士夫キヤノン会長)が16日、都内のホテルで開かれた。主催者を代表してあいさつした渡辺恒雄球団会長(84)は有力財界人ら約200人の出席者を前にして、予定通りの25日開幕に向けて持論を展開した。(サンケイスポーツ) 何が何でも25日に開幕したい。都内高級ホテルの巨大宴会場。スポットライトで照らされステージに立った渡辺会長は、約200人の出席者に向かい訴えかけるような口調で話し始めた。 「開幕戦を延期しろ、とかプロ野球をしばらくやめろ、とか俗説もありましたが…。戦争に負けた後、3カ月で選手、監督の方から“試合をやりたい”という声が上がってプロ野球が始まったという歴史がある」 予定通り25日に開幕するために引き合いに出したのは、1945年8月の終戦後、同年11月に東西対抗戦が行われたという歴史だった。 東日本大震災による影響がさ