大学中退に関するエントリーははてなでは定番中の定番だけど、昨日もそういうエントリーを読んだ。慶応の仏文に入ったけどもブルジョア的な学風になじめず、フランス語の活用を覚えるのもいやになり1年半で中退した、という記事である。 この、フランス語の活用を覚えるのが嫌になった、という話は少し解説が必要かもしれない。大学で第二外国語としてロマンス語系の言語を選択した人は分かると思うけど、フランス語を始めとしてロマンス語というのは文法が複雑なのである。時制が沢山あり、それに合わせて動詞の語尾が変化するのだがその変化のパターンの種類がものすごい多いのだ。パターンの数が英語とは比べものにならないほど多いし、しかも変化の仕方が英語のように単純でない。フランス語で覚えるべき文法事項は、英語の数倍あるだろう。僕は英語しか分からないので、それが2,3倍なのか10倍なのかは知らないが、しかし英語より覚える事が比べもの