ブックマーク / bijutsutecho.com (14)

  • 常盤橋タワーで見る18のパブリック・アート。「ビジネスマンにアートで刺激を」

    常盤橋タワーで見る18のパブリック・アート。「ビジネスマンにアートで刺激を」7月21日に開業を迎える東京駅前の高層ビル「常盤橋タワー」。その館内に、上海を拠点に活動するアートとデザインの企画・開発を手がけるユニット「コダマシーン(金澤韻+増井辰一郎)」がキュレーションおよびディレクションしたパブリック・アートが設置された。 三菱地所が手がける、東京駅日橋口前に位置する常盤橋街区の開発プロジェクト「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」。その一部として7月21日に開業を迎える高さ約212メートルの「常盤橋タワー」が、館内のパブリック・アートとともに公開された。 常盤橋タワー 商業施設兼オフィスビルである「常盤橋タワー」でアートのキュレーションおよびディレクションを行ったのは、2018年に上海で活動をスタートさせたアートとデザインの企画・開発ユニット「コダマシーン(金澤韻+増井辰一郎)

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  • ひろしまトリエンナーレ、空中分解へ。総合ディレクターが辞任し緊急声明を発表

    ひろしまトリエンナーレ、空中分解へ。総合ディレクターが辞任し緊急声明を発表今年初の開催を予定している「ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO」で、総合ディレクターの中尾浩治が辞任。緊急声明を発表した。 総合ディレクターが抗議の辞任。新設される「アート委員会」とは? 今年9月12日〜11月15日の会期で予定されている広島県初の大規模芸術祭「ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO」で、総合ディレクターの中尾浩治(アート・マネジメント・しまなみ代表)が3月31日付で辞任、緊急声明を発表した。 同芸術祭をめぐっては今年3月、実行委員会や企画部会とは別に、展示内容を事前選定する検討委員会設置の方針を県が表明。美術界からは「検閲に当たるのではないか」として大きな反発が起こっている。中尾の辞任と緊急声明は、こうした県の動きに対する抗議だ。 辞任した元総合ディレクターの中尾浩治 そもそ

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  • 1600万円の「バナナ」に“事件”。アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ2019で起きたこと

    1600万円の「バナナ」に“事件”。アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ2019で起きたことマウリツィオ・カテランがアートフェア「アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ」で発表した彫刻作品《Comedian》(2019)。物のバナナをスコッチテープで壁に貼り付けたこの作品をめぐる、一連の出来事をまとめる。 12月8日に幕を閉じたアメリカ最大級のアートフェア「アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ(ABMB)」。今年のフェアでもっとも話題を呼んだのは、ペロタンのブースに出現した、マウリツィオ・カテランが物のバナナを灰色のスコッチテープで壁に貼り付けた作品《Comedian》(2019)だろう。 カテランは、約1年前から同作のアイデアを考えており、旅行のたびにバナナを持ってホテルの部屋に飾った。最初は、バナナのかたちにした彫刻を考えていたが、樹脂やブロンズを使っていくつかのモデルを制作したあと、最終

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  • 文化庁、補助金不交付決定前の審査で意見聴取を行わず。内部のみで審査

    文化庁、補助金不交付決定前の審査で意見聴取を行わず。内部のみで審査文化庁による「あいちトリエンナーレ2019」に対する補助金不交付問題で、同庁が不交付決定前審査で意見聴取を行わず、内部のみで審査していたことがわかった。 文化庁が「あいちトリエンナーレ2019」への補助金不交付を決定した問題で、同庁がそのプロセスにおいて、外部審査員の意見聴取を行わず、文化庁内部のみで審査していたことがわかった。「文化・芸術分野における公的資金助成外部審査員従事者等有志」が明らかにした。 「あいちトリエンナーレ2019」は、文化庁が公募した「日博を契機とする文化資源コンテンツ創成事業(文化資源活用推進事業)」で採択され、約7800万円が交付される予定だった。この採択に携わった任期中の6名(氏名未公表)に対し、採択後の不交付決定前の審査では意見聴取をいっさい行わず、文化庁内部のみですべての審査を行ったという。

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  • 文化庁の補助金不交付決定、議事録存在せず

    文化庁の補助金不交付決定、議事録存在せず文化庁が「あいちトリエンナーレ2019」に対して補助金の不交付を決めた問題で、その決定過程の議事録が存在しないことが明らかになった。 文化庁が「不交付」の決定を下した、あいちトリエンナーレ2019に対する補助金約7800万円について、その不交付を決定した審査過程の議事録が存在しないことがわかった。日共産党村伸子議員がTwitterで明らかにした。 これは、村議員が文化庁に対して問い合わせをした結果判明したもので、京都にある文化庁地域文化創生部が10月1日に回答したもの。 10月1日、文化庁から 「あいちトリエンナーレへの補助金不交付を決定した審査の議事録はございません。」 との文書が国会事務所に届きました(怒) どのような審査で「不交付」が決まったのか知りたいと文化庁に要求していた回答です。 pic.twitter.com/XJ7DZQ3U

    文化庁の補助金不交付決定、議事録存在せず
  • オンラインがギャラリービジネスを変える? メガギャラリーの戦略から見る最新の動向|MAGAZINE | 美術手帖

    オンラインがギャラリービジネスを変える? メガギャラリーの戦略から見る最新の動向アメリカを中心に、海外に複数拠点を構え、グローバルにビジネス展開する「メガギャラリー」が、作品のオンライン販売を始めたことが注目を集めている。新たな販路拡大の動きの背景にある、ギャラリービジネスの最新状況とは? 文=國上直子 多数のブルーチップアーティストを抱え、多国籍展開し、年間の売上額が5000万ドルを上回るような有力ギャラリーは、通称「メガギャラリー」と呼ばれている。そのなかでも屈指の存在が、ニューヨークを拠点とする「デイヴィッド・ツヴィルナー」と「ガゴジアン」だ。『アートレビュー』誌が発表する「アート界で最も影響のある100人」の2017年版で、オーナーがそれぞれ第5位(デイヴィッド・ツヴィルナー)と第15位(ラリー・ガゴジアン)にランクインしており、近年では豊富な資金力とネットワークを駆使した、美術館

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  • 美術館の作品売却に「NO」。 美術館長協会、2つの美術館を制裁へ

    美術館の作品売却に「NO」。 美術館長協会、2つの美術館を制裁へアメリカ、カナダ、メキシコの美術館館長によって構成される「美術館長協会(Association of Art Museum Directors)」が、バークシャー美術館とラ・サル大学美術館の2美術館に制裁を科すことを明らかにした。所蔵作品の売却が制裁につながった。 アメリカ、カナダ、メキシコの200人を超える美術館館長によって構成されている組織「美術館長協会(Association of Art Museum Directors、以下AAMD)」が5月25日、アメリカにある2つの美術館に対し、制裁を行うことを発表した。 今回、制裁対象となったのは、ともにアメリカにあるバークシャー美術館とラ・サール大学美術館の2美術館だ。両館は、それぞれ自館の資金調達のために所蔵作品をオークションで売却。バークシャー美術館は13点をサザビーズに

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  • DIC川村記念美術館が日本画展示を終了。作品を全点譲渡へ|MAGAZINE | 美術手帖

    DIC川村記念美術館は1990年設立。印刷インキや有機顔料などを手がけるDICが、その関連会社とともに収集した美術品を公開するために、千葉県佐倉市の総合研究所敷地内に開館した。マーク・ロスコの「シーグラム壁画」シリーズなどを展示する「ロスコ・ルーム」で広く知られており、2013年には所蔵していたバーネット・ニューマンの《アンナの光》を売却したことでも大きな注目を集めた。 今回、同館は大熊雅美館長名義で、「日画作品の公開終了と展示室の改修について」と題した文書を発表。 同館内にある日画作品の展示を2017年12月3日で終了させ、国内の美術館・博物館、個人を対象に、譲渡(売却)を進めることを明らかにした。 同館はこの展示終了について「新たな収集方針の策定」によるものと説明している。同館が所蔵している日画作品は鏑木清方や橋関雪など約20で、同社によると、基的には全点を売却する予定だとい

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  • 21世紀における美術の価値とは?「複製」をキーワードに考える企画展が栃木県立美術館で開催

    聡 Fw: The Successive Presidents of The United States 2014 紙、オフセット 51.5×72.5cm 個人蔵 栃木県立美術館は、社会における美術の位置を科学理論との対比から再考する試みとして、これまでに、ダーウィニズムを美術に応用した「画像進化論」展(2011)、熱力学と色彩論の親和性を考察した「マンハッタンの太陽」展(2013)などの企画展を開催してきた。 今回開催される「2D(にじげん)プリンターズ 芸術:世界の承認をめぐる闘争について」展は、3Dプリンターの登場により近年急速に進化を遂げる「複製技術」に焦点を当てるもの。医療の分野などをはじめ、社会に直接的に役立つ3Dプリンターの「社会的有用性」を出発点に、芸術における有用性の有無という古典的な問いを改めて問い直す。 出品点数は、福田美蘭、橋聡、折元立身、郭徳俊などの作品を含

    21世紀における美術の価値とは?「複製」をキーワードに考える企画展が栃木県立美術館で開催
  • ピカソにリキテンスタイン、リヒターも。グッゲンハイム美術館が200冊の展覧会カタログを無料で公開中

    ニューヨークを代表する美術館のひとつであるグッゲンハイム美術館が、同館主催の展覧会カタログ約200冊を無料で公開している。 グッゲンハイム美術館では、2012年の時点で約60冊のカタログをオンラインで公開。その後、今追加されるかたちでリリースし、いまでは約200冊がarchive.org上で見ることができる。 ラインアップのなかには、1993年に同館で開催された「ロイ・リキテンスタイン展」や00年の「ジョルジオ・アルマーニ」展、02年に開催された「ゲルハルト・リヒター:エイトグレイ」展など、1936年から2006年までに開催された展覧会カタログが並んでおり、貴重な資料として活用できるだろう。 ユーザーは、それぞれのカタログを全ページ無料で閲覧できるほか、PDFやEPUB、Kindleデータとしてダウンロードすることもできる。 「Barnett Newman : the stations o

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  • 「制作」から100年! デュシャンの《泉》をいま改めて紐解く

    20世紀美術にもっとも影響を与えた作品ともいわれる、マルセル・デュシャンの《泉》。1917年にこの作品が「制作」されてから、今年でちょうど100年となる。 男性用小便器に、"R.Mutt"という署名をして「泉」というタイトルを付けたこの作品は、発表当時大きな物議を醸したが、芸術という概念や制度自体を根から問い直す現代美術の先駆けとして、現在に至るまで大きな影響力を保っている。60年代のコンセプチュアル・アート以降は、この作品を解釈・解読すること自体が創作行為ともなり、関連作も多数制作された。 展では、《泉》の1964年の再制作版を1年間展示するとともに、現代の美術家によるデュシャン解読の作例を紹介。異なるキュレーターによる5回の展示替えを行いながら、改めてこの作品を紐解いていく。各会期ごとに、キュレーターを講師に迎えたレクチャーシリーズも開催される。

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  • ヨコハマトリエンナーレ2017にアイ・ウェイウェイやオラファー・エリアソンらの参加が決定

    ヨコハマトリエンナーレ2017にアイ・ウェイウェイやオラファー・エリアソンらの参加が決定2001年に始まり、今年で6回目を迎える「ヨコハマトリエンナーレ」の参加アーティスト第1弾が明らかになった。「島と星座とガラパゴス」と題された今回は、アイ・ウェイウェイやオラファー・エリアソン、柳幸典らが参加する。 横浜らしさを意識したトリエンナーレ アーティストのスプツニ子!や、リクリット・ティラバーニャ、美術史家・高階秀爾らを「構想会議」メンバーとして迎え、横浜美術館館長の逢坂恵理子、同館副館長・柏木智雄、ベネッセアートサイト直島インターナショナルアーティスティックディレクター・三木あき子の3名が「ディレクターズ」として、キュレーションなど運営の全般に携わる「ヨコハマトリエンナーレ2017 島と星座とガラパゴス」は、「横浜歴史横浜らしさ」を意識し、世界の「孤立」や「接続性」の状況について様々な角

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  • 2016年展覧会ベスト3 (美術家、美術批評家・黒瀬陽平)

    2016年展覧会ベスト3 (美術家、美術批評家・黒瀬陽平)数多く開催された2016年の展覧会のなかから、3名の有識者にそれぞれもっとも印象に残った、あるいは重要だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回は美術家・美術批評家の黒瀬陽平編をお届けする。 岡山芸術交流 2016 (岡山市内各所、2016年10月9日〜11月27日)ピーター・フィッシュリ ダヴィッド・ヴァイス《よりよく働くために》(右)、 ローレンス・ウィナー《1/2 はじまった 1/2 おわった たとえいつであろうとも》 (左)の展示風景「いま世界で最先端、最高峰のコンセプチュアル・アートが日に」といった類の煽り文句で話題となり、その看板にほぼ偽りはないのだが、リアム・ギリックによるキュレーション(テーマは「開発」)についてのまともな解説や批評、分析がほとんど出てこないのはどうしたことだろうか。リアムのコンセプトをそのまま岡山の

    2016年展覧会ベスト3 (美術家、美術批評家・黒瀬陽平)
  • Google、VR空間でアート鑑賞できるアプリをリリース

    GoogleVR空間でアート鑑賞できるアプリをリリースGoogleは、世界中の美術館が所蔵する作品をオンラインで鑑賞できる「Google Arts & Culture」のVRアプリをリリースした。 Google Arts & Culture VRのイメージ画像 今回リリースされた「Google Arts & Culture VR」は、ゴッホやレンブラントなど、著名作家の作品を架空のギャラリー空間で鑑賞可能にするもの。 ユーザーはGoogleVRヘッドセットである「Daydream View」を着用することで、作品をズームして画家の描いたストロークまで閲覧できるほか、美術館キュレーターによる音声ガイドも聞くことができるなど、さながら"自分専用美術館"にいるような空間を体験できる。 「Google Arts & Culture」は、世界中の文化遺産をオンラインで紹介することを目的に

    Google、VR空間でアート鑑賞できるアプリをリリース
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