同盟国をないがしろにしてきたトランプ米大統領がついに退任。 バイデン新大統領の誕生をヨーロッパの人々は祝福しているが、それでも米中、米ロ対立において自国が完全にアメリカ側に付くのには気乗りしないようだ。 シンクタンクのヨーロッパ外交評議会は、調査会社ユーガブなどと共に欧州11カ国の1万5000人を対象に、対米観などに関する世論調査を実施。 バイデンは国際社会でのアメリカの地位低下を止められないと考える人が多数で、米中、米ロの対立においても「中立」を望む人が圧倒的だった。 67% アメリカに依存せず独自の安全保障を確立すべきと考える人 10% アメリカが常に欧州を守ってくれると考える人 22% 米中対立においてアメリカを支持する人 59% 今後10年で中国がアメリカを抜く超大国になると考える人 <2021年2月2日号掲載>