展示会に参加したインターネット小説のプラットフォーム企業(2020年8月16日撮影、資料写真)。(c)CNS/陳玉宇 【3月16日 東方新報】中国でインターネット小説のブームは続いており、最近になって海外でも人気を博すようになった。中国インターネット情報センター(CNNIC)の統計によれば、2020年12月現在、中国内のネット小説の読者は4億6000万人に達し、2年前とくらべて約2800万人増えた。新型コロナウイルスの流行により、外出を控えて自宅でネット小説を読む人が増えたことが要因の一つだという。 出版社が大きな影響力を持ち、小説の市場をほぼ独占している日本とは異なり、中国では2000年ごろからネット上が小説を発表する主要な舞台となり、いまや一大産業にまで発展した。 中国でネット小説が成功する最大の理由は、その独特の課金制度にある。作者は小説専用サイトに投稿し、毎日、新しい内容を数千字ず