“慈悲深き父” が吹かせるアリババへの逆風 : 馬雲パパは「あくどい輩」なのか? 経済・ビジネス 国際 2021.03.20 アリババ集団創業者であるジャック・マーは、巧みな話術や積極的な慈善活動への参加によって高い人気を誇り、「馬雲パパ」との愛称で知られる。ところが、昨年の秋頃からアリババへの風当たりが強くなっている。その理由は、中国共産党が一党独裁ゆえに、ポピュリズム的性格を持たざるを得ないことに関係していると筆者は分析する。 アリババをめぐる不穏な動き 中国EC(電子商取引)大手アリババグループをめぐって、昨秋以来、“不穏”な動きが続いている。 第1の動きはアリババグループの金融企業アント・グループのIPO(新規株式公開)延期だ。345億ドル(約3兆6400億円)の資金を調達する「史上最大のIPO」になると注目されていたが、2020年11月3日、まさに上場の前日というタイミングで突然
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