日本全国の博物館では、資料や標本の保管場所が足りない深刻な事態となっています。国立科学博物館は「収集と保存という本来の役割が果たせなくなる」と危機感を募らせています。 国立科学博物館 篠田謙一館長:「なかなか収蔵しきれないものが、ああいう風に出ていたりとかですね。実際、収蔵庫自体がいっぱいになってしまっていて」「(Q.あちらにある箱は、本来は棚に入っていなければいけない?)そうなんですね、実際は棚に入れなければいけない」 日本有数の博物館である「国立科学博物館」の茨城県つくば市にある収蔵庫では、入りきらなくなった貴重な資料が廊下に山積みになっています。 日本博物館協会が2019年に実施した調査によりますと、およそ6割の博物館や美術館が「入りきらない資料がある」、または「9割以上埋まっている」と回答しています。 研究者が収集した資料を寄贈したくても博物館側に受け入れるスペースがないため、資料
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