フランスのエマニュエル・マクロン大統領(2月14日、パリ) Antonin Albert-Shutterstock ・フランス議会選挙で左翼連合が第一党になり、メランション代表が新首相に選出される公算が高まった。 ・メランションは富裕層増税の他、若年層向け所得補償や医療費の実質無償化など急進的な改革を掲げていて、大規模な財政出動がユーロの信用不安に発展する懸念もある。 ・それ以外にもメランションはEUやNATOから距離を置くことや、移民に寛容な政策を主張していて、その影響はヨーロッパにとって無視できない。 フランスのエマヌエル・マクロン大統領は2017年選挙で “右翼でも左翼でもない” とアピールして登場したが、いまや右翼と左翼の間で沈没しつつある。それはユーロの信用不安をはじめ、ヨーロッパ全体の流動化の呼び水になる公算が高い。 レームダックのマクロン フランス議会選挙は大逆転で極右が敗れ