美術館も著作権に無頓着。 著作権者の承諾なしに作品写真…名古屋市美術館の図録 名古屋市美術館(名古屋市中区)が、開催中の展覧会で販売しているカタログに、著作権者の承諾を得ないまま日本画の大家・前田青邨らの作品の写真を掲載していたことが18日、わかった。 抗議を受けた同美術館は謝罪したが、「公立美術館の担当者が、著作権のことを知らないわけがない」と、著作権者側はあきれている。 展覧会は3月26日まで開催中の特別展「『名古屋』の美術―これまでとこれから―」で、戦後に東海3県で活躍した作家や、公募した中堅・若手の作品を展示している。 問題のカタログは、全出品作のカラー写真に作者の略歴などが付いたもので、1部2000円(税込み)で販売している。 承諾がないのに写真を掲載していたのは、前田青邨の作品「富貴花」と、名古屋市在住の著名な彫刻家のブロンズ像。 富貴花は同美術館が、ブロンズ像は愛知県美術館が