今年に入って、俄かに注目を集めている認証プロトコル「OpenID」。この2月、シックス・アパート、日本ベリサイン、野村総研の3者が、その普及を目的とした「OpenIDファウンデーション・ジャパン(仮称)」を旗揚げしたのは周知の通りだ。 「OpenID」が広まれば、複数のサイトに単一のID/パスワードでログインすることが可能となる。増え続けるID/パスワードの管理に頭を痛めていたユーザーにとっては朗報といえるだろう。 しかしユーザー情報を一元化することには危険もある。万一、漏洩が起きた場合、利用中のサービスすべてに不正ログインされる懸念があるからだ。セキュリティは万全といえるのか。実際のところを訊いてみた。 「セキュリティの問題は、こうしたシングルサインオンシステム全体の課題ではあります。しかし一般的なユーザーの場合、平均20余りのサイトに登録しているのですが、統計上では、同一、かつ類