佐藤義則・東北学院大学教授を委員長とする学術図書館研究委員会(SCREAL)が、「学術情報の取得動向と電子ジャーナルの利用度に関する調査(電子ジャーナル等の利用動向に関する調査2007)」を実施し、その結果をまとめた報告書を発表しています。 24大学の研究者・大学院生約3000名を対象に、主に電子ジャーナルの利用に焦点をあてて訊いています。結果の概要によると、「化学、生物学、医歯薬学の分野では、半数以上が電子ジャーナルを「ほぼ毎日」使っている」「人文社会系でも電子ジャーナルの利用者は2001年調査の4倍以上」「利用は年齢による差がほとんどない」「電子的な文献は、電子的に発見される」「e-bookの利用も今後期待される」といったことが分かる結果となっています。 報道発表のタイトルでは「電子ジャーナルなしではわが国の学術研究は成り立たない」とまとめられています。 学術図書館研究委員会(SCRE
紙の本/電子書籍の現状と,文学,図書館のこれから <報告> 2009年1月24日,日本ペンクラブと追手門学院の共催によるセミナー「紙の本のゆくえ…文学と図書館の新しい挑戦」が大阪で開催された。これは,近年の出版コンテンツのデジタル化の急速な進展や,「ケータイ小説」(E856参照)など初めからデジタルで出版されるボーンデジタルのコンテンツの流行を踏まえ,文学とは何か,文学作品の流通・利用・保存とは何か,これまでは紙の資料を中心に収集・整理・提供・保存してきた図書館の役割は何か,を改めて考えることを目的として,講演,討論の二部構成で行われた。 第一部では,作家の三田誠広氏が「ネット社会と文芸著作権」,国立国会図書館長の長尾真氏が「ディジタル時代の図書館の役割」と題し講演を行った。三田氏は,文化庁著作権審議会等における著作権関連の議論(著作権保護期間延長,権利者不明の著作物の利用のための簡易な裁
経済不況の中、米国で図書館利用が急増しているニュースが頻繁に紹介されていますが、英国でも同様の状況が起こっているそうです。英国図書館・情報専門家協会(CILIP)がブログで報道をまとめています。それによると、 ・グラスゴー図書館の12月の貸出数は12%増加。特にノンフィクションは26%の増加。PCを利用しに来る人も多いとのこと。 ・カンブリア図書館の登録利用者数は39%増加。特に貸し渋り(credit crunch)に関する資料の貸出が多い。 このほかにも、いくつかの図書館の例が挙がっています。おもちゃを貸し出す図書館や、エネルギー・メーターを貸し出す図書館も人気になっているとのことです。 Library & Information Update blog : ‘Libraries Change Lives’ – in a recession? http://communities.cil
1.趣旨 著作権法においては,権利者の許諾なく行われる私的使用目的の録音・録画の増大に伴う著作権者等の不利益を補償するため,デジタル方式の録音・録画について補償金の支払いを義務づけることを目的として,平成4年に「私的録音録画補償金制度」が導入されています。補償金徴収の対象となる機器及び記録媒体については,録音録画に係る技術の進展と新たな機器や記録媒体の開発に伴い,著作権法施行令の改正により,追加してきているところです。 この度,Blu-ray Disc(ブルーレイ・ディスク)規格による録画機器及び記録媒体を新たに私的録音録画補償金制度の対象とするため,文化庁では,著作権法施行令の改正を予定しています。 このため,行政手続法39条に基づき,著作権法施行令の改正案につき,意見募集を行います。詳細については別紙意見募集要領をご覧ください。 2.実施期間 平成21年2月3日(火曜日)〜平
東京大学情報基盤センターが、学内職員向けに、「図書系職員のためのアプリケーション開発講習会」というのを行っている。 そしてそこで学んだ図書館員達が、新しい利用者サービスや業務効率化のためのツールを、自ら開発しているのだという。 そんな事例が、昨年11月にカレントアウェアネス・ポータルで紹介され、「情報の科学と技術」12月号の『ローコストでできるファインダビリティ向上』という前田朗氏の論文で、さらに詳しく紹介された。 最近僕の勤務先では、iGoogleやGreasemonkeyなどを利用したサービス拡張に向けて試行錯誤しているため、「新しい利用者サービスのために」という意味で、その講習会の今後にも興味があるし、出来ることなら参加したいくらいである。 僕自身は、以前から図書館員にSQLを自在に使える技術があれば、余計なシステムカスタマイズ費を抑えるのと同時に、業務効率化も進めやすいと考えていた
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く