「ここに注目!」です。不正アクセス禁止法の改正案がきのう(21日)閣議決定され、今の通常国会に提出されることになりました。渥美解説委員に聞きます。 Q:改正案が作られた背景にどんなことがありますか? いま、インターネットで金融機関の送金などを行うネットバンキングや、インターネットショッピングなどが広く行われ、契約者を識別する符号として、それぞれの契約者が決めたIDやパスワードが使われています。 最近、この他人のIDやパスワードを使って契約者になりすまし、ネットバンキングで契約者の預金を仲間の口座に不正に送金したり、ネットショッピングで商品をだまし取ったりする事件が増えているのです。 犯行グループが他人のIDやパスワードをどうやって手に入れているかというと、その9割がフィッシングと呼ばれる手口で盗み取っていました。 フィッシングは、銀行などを装った偽のサイトを開設したり、偽のメールを送っ