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■世相とともに振り返り、天使に!?現代作家作品も 今年で65歳のペコちゃん。菓子メーカー、不二家のキャラクターとして生まれながら、戦後とともに歩み続けた。そんな国民的キャラクターの先駆的存在を世相とともに振り返り、気鋭の現代作家がつくった新ペコちゃんにも会えるユニークな企画展が平塚市美術館で好評開催中だ。 7月11日以来、すでに入場者が2万人を突破した「ペコちゃん展」。不二家の平塚工場が同美術館に隣接していることもあり、勝山滋学芸員(43)が「昭和ブームの中、ペコちゃんを通して昭和が見えないか」と発案した。昭和を語るアートの一つが、企業キャラクターとして生まれたペコちゃんといえるからだ。 ペコちゃんは昭和25(1950)年、東京・銀座6丁目の洋菓子兼レストラン「不二家」の店頭にお目見えした。日本が復興に向け強く歩み出し、街にも活気が戻り始めたころだ。「戦争で痛手を受けた子供の心の傷を癒やし
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