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ブックマーク / sasakijo.exblog.jp (27)

  • 原田宏二氏との対談がオール読物に | 佐々木譲の散歩地図

    オール読物(文藝春秋)の6月号に、北海道警察の元釧路方面部長・原田宏二氏とわたしの対談が掲載されています。「警官の誇り、現場の闘い」というタイトル。 原田氏のお話がじつに興味深いものであったので、わたしはもっぱら相槌を打つだけの対談でしたが。

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  • もう一度Google Library Project(GLP)について | 佐々木譲の散歩地図

    わたしの所属する日ペンクラブが、Google Library Project(GLP)について声明を出していた。4月24日付けである。事前に意見を求められてはいないので、評価作業は理事会でおこなわれているのだろう。あるいは特別の分科会なのかな。 (引用ここから) ●日ペンクラブ声明「グーグル・ブック検索訴訟の和解案について」 日ペンクラブは表現者の団体として、グーグル・ブック検索訴訟(書籍のスキャニングとネット公開に関する米国内の対グーグル訴訟)の和解案について、評価作業を継続中であるが、現時点において以下の三つの観点から見解を明らかにし、デジタル時代の著作権処理のあり方について警告する。 第一は、著作権上の問題である。グーグルの書籍デジタル化に関する一連の行為は、日の著作権上明白な複製権違反であるにもかかわらず、それを容認する形になる。また、米国内ルールである「フェアユース(公正

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  • 鎮魂のための映画 | 佐々木譲の散歩地図

    NHKニュース、特集「ネット時代、書籍文化を守れ・声を上げる作家達」、このタイトルが示すとおり、NHKは最後にもgoogle批判でまとめていた。わたしの発言で使われたのは「読者を増やす、いいシステムができたと思いますよ」という部分。 ニュースでは、和解参加派の作家は11パーセントだという。わたしはそれほど少数派か。世代間で態度にちがいがあるのではないかとも思うのだけど、そのあたりはどうなのかな。ネットを使う作家、キーボード入力をしている作家と、手書き作家とのあいだでもたぶん違いは出ているはず。 『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(監督/若松孝二) 後半を観た。森恒夫、永田洋子が山岳ベースから消えて、ようやく観ている側の気分も少し晴れてくる。妙義山ベースを捨てて、残った九人が二手に分かれるときの映像がいい。坂口弘(?)が、女性ふたりを含んだもうひとつのグループに大声で言う。「アディオース

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    copyright 2009/05/01
    しまった、NHKニュースウォッチ9見るの忘れた。
  • Amazonなら星ひとつ | 佐々木譲の散歩地図

    早川書房『異色作家短編集』12冊揃いが、大阪の某古書店から届いた。 安かったはずだ。欲しかった初版函入りではなく、改訂版。函なし。スーパー源氏で見たときには、改訂版とは記されていなかったのだよ。刊行年の記述から初版だと思ったのだけど、その情報自体が嘘だった。 第一巻の初版刊行年を情報として出した、という理屈なのかもしれない。でも、このシリーズは、初版と改訂版で装丁がまったくちがう。べつものとして扱うべき。 これなら現行の版のほうがいい。函はないが、サイズはこの改訂版よりもひとまわり小さく、装丁も初版の雰囲気を残しているのだ。 Amazonは、マーケット・プレイスで買った場合、出品者を評価するシステムがある。だから、こういう商売はできない仕組み。これからは、スーパー源氏で買う場合は注意しよう。 古書店にこのように裏切られると、へこむ。自分もその側にいる業界という想いがあるので。

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  • GLP和解参加をニュースで | 佐々木譲の散歩地図

    googleのGLP問題で、NHKの取材を受ける。 わざわざこの避難地までスタッフがやってきてくれたぐらいなのだから、和解参加、GLP歓迎という小説家は、どうやら少数派なのだろう。 ニュースで使われる発言なので、遠回しな言い方をせず、言い切ることを心がける。なので、ふだんより過激なことを言っているように感じられるかもしれない。30日夜9時放送のNHKニュース、GLP問題特集で。 日文藝家協会やその他の団体の対応についても感じるところを語ったが、マイクを切られていたときのはずで、放送はされないだろう。 わたしが入っている日ペンクラブも和解に反対する声明を出したと聞いた(これを伝えるメールマガジンはまだきていないはず)。それにしても、ううむ、だ。もしペンクラブまでJASRACのような振る舞いを始めたら、逆に日の文芸の世界は痩せ細らないか? 関連する話題。 知らなかったが、日ビジュアル著

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  • 日本文学e-magazine構想 | 佐々木譲の散歩地図

    某翻訳事務所の代表さんと、ランチしながら意見交換。現代の日文学を英語で紹介するe-magazineの立ち上げについて。 この事務所は、わたしのTwo Short Stories of Sapporoの翻訳をやってくれたところ。去年のザグレブ大学での発表用のパワーポイント・ファイル(という呼び方でよいのかな?)も、作成をお願いした。優秀な英日、日英の翻訳者さんを抱えており、その力をこっち方面でも生かしたいという。 著作権問題や業界事情などもからめながら話した。翻訳事務所さんが構想するように、そのサイトに入れば、現代日文学(エンターテインメントを含めて)の現状と概観がわかる、というサイトを作る意味は小さくないと思う。作家を紹介し、短編なら全部を、長編ならその一部と梗概を、英語でアップする。評論や、外国人研究者の論文も載せる場とする。 ネットからの収益は望めないが、翻訳経費ぐらいは出るシステ

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  • いわゆるGLP問題について | 佐々木譲の散歩地図

    例のgoogle電子的書籍データベース(Google Library Project)の問題について、講談社さんからの見解が届いた。別の出版社でも、問題点を整理して作家さんたちに見解を示してくれるという。 この問題に関してのわたしの基的な立場は、日経新聞からの電話取材でコメントしたとおりだ(紙面では、条件の部分を削られていたけれども)。わたしは、Web上に自分の書いたテキストがアップされ、アクセスが容易になることを歓迎する。問題は、出版社と結ぶ二次著作権の優先的使用に関する契約条項にあるのではないか、と考えていたが、講談社さんの見解を読むかぎり、これは問題にならないようである。すべては作家の意志次第ということのようだ(誤解しているようだったら、ご指摘を)。 わたしは公立図書館に自分の著作物が買い上げられ、これが無料で利用者の閲覧に供され、あるいは貸し出される制度を支持する。同じように、イ

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    copyright 2009/04/06
    だから、私は佐々木譲氏の小説を買って読み続けたいと思う。