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ブックマーク / bs221b.hatenadiary.jp (7)

  • 私家版著作権エッセイ集『Think CxC』刊行 - Baker Street Bakery > パン焼き日誌

    twitterの方でも先だって告知致しましたが、これまで著作権について書いたりしゃべったりしてきたことをようやく私家版(オンデマンド&電子)にまとめました。タイトルは『Think CxC』と言いまして、販売ページへのリンクは★こちら★からどうぞ。目次は以下になります。 第一部 創造の現場から ぼくとセカイのはじまるところ 〈場〉を生み出す豊穣の神々 モノと電子のあいだ――を中心にして 第二部 文化の現場から 延ばされるもの――著作権保護期間の議論から 青空文庫とデジタルアーカイヴの可能性 デジタルアーカイヴ文化の目指すもの 第三部 ふたつの現場から 創造と共有、そして保障――新しい著作権のあり方に向けて どうぞよろしくお願い申し上げます!

    私家版著作権エッセイ集『Think CxC』刊行 - Baker Street Bakery > パン焼き日誌
  • 国立国会図書館調査立法考査局『著作権法改正の諸問題——著作権法案を中心として——』 - パン焼き日誌

    先日、このようなものを手に入れました。どうやら旧著作権法から現行著作権法へ改正されたとき(1970年)の資料のようで、ぺらぺらとめくりながら読んでいると、現時点でも気になる記述がいくつか見あたります。 ありていに言ってしまえば、こののなかで、今の著作権保護期間問題におけるような著作者(著作権者)と利用者の対立と調整という議論は、すでに「第四章 著作権法全面改正の基的課題 一 著作物をめぐる関係者の利害を調整するための基的態度に関する問題」という項で触れられています。 続きを読む なるものが近頃登場して、何やらたいへんな人気らしいという話を小耳に挟みました(当該メーカの開発ブログ)。 同様の携帯向けサービスは色々あったのですが、これを「mixiのなかでやった」というのが勝因なのでしょうね。どう言ったらいいんでしょうか、今までは列車に乗って大きな町に行くと書店はあるけど、そこまでするのは

    国立国会図書館調査立法考査局『著作権法改正の諸問題——著作権法案を中心として——』 - パン焼き日誌
  • ネット上のアニメ感想にまつわる著作権ガイドラインを考えてみる - パン焼き日誌

    前エントリの予想以上の反響に正直びっくりしています。世間の著作権への意識が高いのか、それとも別の理由によるものなのかは、私にはわかりませんが、それはそれとして、前回の続きでも書いてみようかと思います。 先のエントリで触れたのはあくまでもフェアユースの話で、日の現行著作権法とは関係がなく、トリビア風に書いてみただけなのですが、やはりアニメのキャプチャ引用やあらすじ紹介が現行法でどういう位置づけになるのかというのは、もちろんそれ以上に重要なことです。 当は、日動画協会のような業界団体がそのあたりのガイドラインを用意してくれているとありがたいのですが、残念ながらそういったものがありません。 そこで、現著作権法の範囲内で、どこまでが合法なのかを考えたメモを、ここに記しておこうかと思います。 A前エントリで、アニメのキャプチャ画像を使う際には、現行法では引用の基準による、というようなことを書き

    ネット上のアニメ感想にまつわる著作権ガイドラインを考えてみる - パン焼き日誌
  • アニメ批評とフェアユース - Baker Street Bakery > パン焼き日誌

    先日のNHK「ザ☆ネットスター」で、フェアユースの話が出ましたね。フェアユースを簡単に説明しますと、 著作物を無断に利用しても、その利用が公正なものである場合、著作権の侵害にはならない ということで、番組の内容もとても興味深いものだったのですが、ちょっと批評にからめて大事なことが説明されていなかったので、個人的に補足をしてみたいと思います。 アニメに限らず著作物では、「違法コピー」や「海賊版」が著作権侵害であるとして問題にされますよね。しかし、なぜ「ダメ」なのかをぼんやりとしか考えていない人というのは意外と多くて、ときどき話が通じなくて私も困ることがあります。 そもそも著作権は、「ある著作物を複製して、それを独占的に販売し、利益を得る権利」であるという側面があります。単に「私的に」コピーするだけなら、NHKの番組でもあった通り、著作権侵害にはなりません。コピーした後、それを市場なり店頭なり

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  • [パブリック・ドメイン]夏のアニメと青空文庫 2009-08-08 - パン焼き日誌

    芸術・娯楽作品のなかには、時として文学作品などからの引用がありますよね。そういったものが古く著作権も切れている場合は、ぜひ青空文庫に行ってみてください。その作品があるかもしれません。 たとえばこの夏のアニメだと、私もフジテレビオンデマンドで楽しみにしつつ見ている『青い花』。ちょうどこの二回が文学作品を題材にした演劇にまつわる話でしたね。 初等部の劇で出てきた『星の王子さま』(あのときの王子くん)は、もちろん拙訳で収録されております。前回での王子と鼻のシーンの演出は、これまでいくつかの映画等で見てきてはいますが、「こんなやり方でできるのか」と感心しました。花澤香菜さんとMAKOさんの演技も良くて、やはりこの作品はアニメ向きなのかもしれません。そういえば、前編では参考文献が池澤夏樹[訳]で後編では内藤濯[訳]でしたが、どうして変わったのでしょう? 中等部の『若草物語』も私の入力であります。

    [パブリック・ドメイン]夏のアニメと青空文庫 2009-08-08 - パン焼き日誌
  • 著作権とコンテンツのこと - Baker Street Bakery > パン焼き日誌

    観客の視聴意欲や購買意欲を殺いでしまうような著作権・知的財産権の主張は全くの末転倒だと思うのです。 そんなに自分の作品が惜しいならTV放送もDVD販売もやめて美術館にでも陳列しておけっていう。 山寛さんのような作り手からそうおっしゃっていただけると、非常に心強いところがあります。 私も知らぬ間に著作権分野の評論家となり、昨年はモノを書いたり他人様の前でお話しさせていただいたりするようになったわけなのですが、もともとは青空文庫というコンテンツを扱う団体の一員であり、さらにはコンテンツビジネスのなかで制作者として関わるプロの翻訳家でもあり、最近はコンテンツビジネスのアドバイザー的なこともしているので、昔のように単純視聴者でもなくなり非常に立場としては微妙になりつつあるのですが。 そんななか、直感的もしくは理性的に「著作権」の問題について理解していただける作り手がいらっしゃるというのは、評論

    著作権とコンテンツのこと - Baker Street Bakery > パン焼き日誌
  • 田中辰雄・林紘一郎[編著]『著作権保護期間 延長は文化を振興するか?』 - Baker Street Bakery > パン焼き日誌

    著作権保護期間―延長は文化を振興するか? 作者: 田中辰雄,林紘一郎出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2008/08/11メディア: 単行 クリック: 7回この商品を含むブログ (11件) を見るThinkCのシンポジウムが元になった『著作権保護期間』、ようやく読了しました。シンポジウムを追いかけている人にとっては、中身自体はすでに既知のものなのですが、こののために追加されたのが第5章の翻訳と、序章&終章。いずれも読み応えのある内容でした。これだけ客観的なポイントが押さえられていれば、たいていの感情論は世迷いごとで済ませられそうな気もします。フォーラムのひとつの成果として、これまでのまとめとして、このが出たことを素直に喜びたいと思います。ありがとうございました。(そして一連の議論に携わる人、気にしている人には必携のだと思います!) さて、著作権の議論は、このが出たことによって

    田中辰雄・林紘一郎[編著]『著作権保護期間 延長は文化を振興するか?』 - Baker Street Bakery > パン焼き日誌
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