日本音楽著作権協会(JASRAC)が音楽教室での楽曲演奏について、著作権料を徴収する方針であることが2日、分かった。この日、都内で行われた同協会の新年懇親会で、浅石道夫理事長(65)が表明した。来年1月からの徴収を目指している。 著作権法で定められた「演奏権」を根拠に、JASRACはこれまでダンス教室やカルチャーセンター、歌謡教室等から著作権料を徴収してきた。 演奏権とは、一般の人に向けて楽曲を演奏したり、歌唱したりする権利を作曲家や作詞家が専有するというもので、JASRACはピアノなどの楽器教室での演奏もこれに相当すると判断。楽器教室を事業としてやっている大手事業者とは2003年から折衝を重ねてきた。