台湾のIT担当大臣として、台湾史上最年少の35歳で入閣したことで知られるオードリー・タンさん。新型コロナウイルスの対応では、台湾内のマスク販売店の在庫状況がリアルタイムでわかるアプリ「マスクマップ」や、コロナ感染者の接触者をたどるツールをいずれもわずか3日ほどで開発するなど、オードリー・タンさんが陣頭指揮を取った防疫対策は常に世界の注目を集めてきました。 8歳でプログラミングに出合い、15歳でIT企業を設立。その後アメリカのアップル社をはじめ世界のIT企業で顧問を務めてきたオードリー・タンさんですが、IQ180以上の明晰な頭脳を持つがゆえに、幼少期は既存の教育システムに馴染めず、何度も不登校を経験。そんな我が子を支えたのが、母である李 雅卿(リー・ヤーチン)さんでした。 今回は李 雅卿さんの著書『子どもの才能を引き出す 天才IT相オードリー・タンを育てた母の教育メソッド』から、子どもたちの