グーグル傘下のグーグル・ディープマインドが開発した囲碁ソフト「アルファ碁」が、世界最強棋士の一人である李セドル九段との5連戦の最終局を制した。 第4局ではアルファ碁が決定的なミスを犯し、李九段が勝利したが全体を通してアルファ碁が李九段を圧倒した。人工知能はこれまでにチェスの世界王者を破っているが、頭脳ゲームでは最後の砦と言われた囲碁でも人間を打ち負かしたことになる。 「長年の夢を実現できてとても興奮している。今後は、アルファ碁で培った技術をリアルタイム機械通訳、スマートフォンのアシスタント機能、ヘルスケアなどの分野にも活用していきたい」とディープマインドの共同創業者であるデミス・ハサビスは記者会見で述べた。 今回の勝利は人工知能の発展において歴史的な快挙だ。しかし、ディープマインドの開発者たちにとっては通過点に過ぎないようだ。今回の対局の真の狙いは、勝負に勝つことよりもトップ棋士と対戦する
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