【バルセロナ(スペイン北東部)賀有勇】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題で、中央政府によって解散させられた自治州議会選(定数135、比例代表制)が21日に実施される。独立に対する考え方を問う色合いが濃いために有権者の関心は高く、事前の世論調査でも投票率は過去最高の水準に達する見通し。 州政府が10月1日実施した独立の是非を問う住民投票は、中央政府のラホイ首相が「憲法違反」として認めず、多くの反対派住民がボイコット。投票率は約43%にとどまった。 一方で州議選は、民意を示す「正当」な意思表示の機会と捉えられており、反対派の住民の多くも今回は投票所に足を運ぶとみられる。