白大理石を張った壮麗なビルが林立するトルクメニスタンの首都アシガバートに昨年5月、ベルディムハメドフ大統領(58)を「国の擁護者」とたたえる全高21メートルの黄金騎馬像が完成した。独裁者だった初代大統領ニヤゾフ氏が66歳で急死して今年12月で10年となる。副首相から最高権力者の座についた2代目大統領への個人崇拝は着々と強化され、終身大統領化へ向けた憲法改正の準備が進む。 「2人はどちらも残忍だ。歯科医出身のベルディムハメドフ氏に(旧ソ連共産党エリートだった)ニヤゾフ氏ほどの教養はなく、感情的で尊大だ」。昨年9月にロシアへ亡命した著名な馬事専門家、ゲルディ・キャリゾフさん(65)は手厳しい。 この記事は有料記事です。 残り746文字(全文1045文字)
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