左から『エコノミスト』紙のデイビッド・マックニール氏、香港「フェニックステレビ」の李ミャオ氏、『ガーディアン』紙のジャスティン・マッカリー氏 日本に長年住み、3.11を経験した外国人記者たちは、あの大災害とその後の日本をどのように見つめ、海外に伝えてきたのか? 「週プレ外国人記者クラブ」第25回は、英紙『エコノミスト』などに寄稿するアイルランド出身のデイビッド・マックニール氏、同じく英紙『ガーディアン』などの日本・韓国特派員を務めるイギリスのジャスティン・マッカリー氏、そして中国・香港に拠点を置く「フェニックステレビ」東京支局長の李(リ)ミャオ氏が語り合った。 *** ―2011年3月11日の14時46分は、何をしていましたか? 李 私は渋谷にあるフェニックステレビの支局で、当時話題になっていた「菅直人首相の外国人献金問題」に関する原稿を書いていた時でした。急に大きな揺れが起きて、しかもな