教材は身近な生き物 北海道千歳市立駒里小中学校・青野裕幸さん 2007年09月17日 机の上に頭蓋骨(ずがいこつ)が二つ。「どっちが豚で、どっちがイノシシでしょう」 5人だけの2年生は授業も部活動も一緒。和気あいあいとした雰囲気で授業を進める青野先生=北海道千歳市で、葛谷晋吾撮影 青野先生を囲んでコの字形に座る生徒は5人だけ。コーン畑や牧場が広がる郊外の学校、中学2年生はこれですべてで、小中を合わせても23人しかいない。 のぞき込むように見ていた1人が声を上げた。「こっちがイノシシ。だって牙があるから」 先生はニンマリしながら、骨をあごのところでパカッと開いて、歯に注目させた。 「こっちのイノシシは歯がそろっているけど、豚は生えかけの永久歯が奥に隠れているね。これから生える歯があるってことはこの豚は何?」 「子豚っ」。別の生徒がすぐに答えた。 子豚なのに骨の大きさはイノシシと変わらず、生後
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