紙で作った容器に生卵を入れ、高さ10メートルから落として割れないようにする「エッグドロップ甲子園」が27日、千葉県柏市の東大柏キャンパスで開かれ、関東地方中心の高校33チーム(3人一組)がアイデアを競った。 科学に興味を持ってもらおうと平成23年に始め、今回で3回目。容器は幅、長さとも60センチまでで、3種類の厚さの紙を使用し、90分以内に組み立てるのが条件。卵が割れなかった12チームの中から、使った紙の少なさや組み立て時間、デザインの人気投票結果を基に判定した。 優勝はコーンポスト型容器で挑んだ栄光学園高(神奈川県鎌倉市)。3年の谷口大輔君(18)は「物理研究部での練習成果が出た」と胸を張った。 東大の鈴木克幸教授によると、容器の材料(材料工学)▽形状(構造力学)▽落下スピード(流体力学)-などが決め手になるという。