抜け殻を通して虫に興味を持ってもらおうと、神奈川県の昆虫写真家、森上信夫さん(60)が写真絵本「ようこそ!虫のぬけがら博覧会」(少年写真新聞社)を出版した。20年以上かけて集めた虫の抜け殻約120種類を紹介している。【御園生枝里】 絵本では、身近なトンボやセミ、絶滅危惧種のタガメ、脱皮によって抜け殻が頭と体の部分に分かれるイモムシ、さなぎの抜け殻を残すチョウなどを紹介。抜け殻が見つかる場所や、脱皮の様子も掲載している。 木の幹や葉の裏のほか、思いがけない人工物で見つけたセミの抜け殻も紹介。森上さんは「爪がひっかかって上りやすければ、セミは羽化する場所を選ばない。抜け殻は意外な場所で見つかることもある」という。
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