ブックマーク / webronza.asahi.com (7)

  • [1]社会現象となった『モルカー』と異色の長編『JUNK HEAD』 - 叶精二|論座アーカイブ

    [1]社会現象となった『モルカー』と異色の長編『JUNK HEAD』 叶精二 映像研究家、亜細亜大学・大正大学・女子美術大学・東京造形大学・東京工学院講師 日が「アニメ大国」と語られるようになって久しい。日の「アニメ」は、人物を線で括って塗りつぶし、写実的平面画や3D-CGの空間で躍動させる「セルルックアニメーション」を指すことが圧倒的に多い。これまで「ストップモーション(コマ撮り)・アニメーション」が注目される機会は極めて少なかった。 「ストップモーション」とは、パペット(人形)や無機物などの立体、またはレリーフや板などの半立体のキャラクターをミニチュアセットや背景画等に設置し、1コマずつ撮影して制作されたアニメーションを指す。従来はCMやミュージッククリップ、NHK・ Eテレのシリーズ枠『プチプチ・アニメ』などが活躍の場であった。ほとんどが短編で、自主制作の意欲作が国際映画祭で受賞

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  • アニメーター大塚康生さんを送る~多彩な才能で業界を牽引した巨人 - 叶精二|論座アーカイブ

    アニメーター大塚康生さんを送る~多彩な才能で業界を牽引した巨人 叶精二 映像研究家、亜細亜大学・大正大学・女子美術大学・東京造形大学・東京工学院講師 職人であり研究者、そして教育者 3月15日午前7時30分、日を代表するアニメーター大塚康生さんが死去された。享年89歳。その功績は余りに深く広い。 大塚さんは、日のアニメーションの礎を築いた先駆者であり、長年にわたって「速く上手に大量に」を実践したアニメーターの鏡鑑であり、技術を開発・探求し続けた研究者であり、多数の優れた才能を見抜き育てた指導者でもあった。大塚さんが多方面に刻んだ膨大な足跡の上に、現在の日のアニメーションが成立していることは疑いがない。 けれども、その偉大な業績にもかかわらず、大塚さんには相手に緊張感を強いる高圧的態度が全く見られなかった。誰もが親しみを込めて「大塚さん」と呼ぶことが許されていた。親子どころか孫の世代か

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  • 世界コンテストで優勝した「不思議な階段立体」 - 杉原厚吉|論座アーカイブ

    ベスト錯覚コンテスト2020で優勝 2020年のベスト錯覚コンテスト(Best Illusion of the Year Contest)で私の錯視立体の新作「立体版シュレーダー階段図形」(3D Schröder Staircase)が優勝した。このコンテストは、視覚科学の発展のために米国の神経相関学会(Neural Correlate Society)が主催して行われているもので、毎年、世界中から錯視の新作が集まる。2020年の結果は12月11日に発表された。 優勝した作品は、シュレーダー階段図形と呼ばれる古典的な多義図形に、ほんの少し3次元的な装飾を施したものである。元となるシュレーダー階段図形は図1に示すもので、ドイツの科学者シュレーダーが150年以上前に提案した。この図形は二つの解釈を持つ。その一つは、階段を上から見下ろしたところで、もう一つは階段の裏側を下から見上げたところである

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  • 宮崎駿監督が猛烈に働いて作った『未来少年コナン』 - 叶精二|論座アーカイブ

    宮崎駿監督が猛烈に働いて作った『未来少年コナン』 プロデューサー・中島順三氏が語る制作秘話 叶精二 映像研究家、亜細亜大学・大正大学・女子美術大学・東京造形大学・東京工学院講師 4月からNHKで深夜に再放送されてきた『未来少年コナン デジタルリマスター版』が11月1日(24:45~)で最終回を迎えた。当日は「大阪都構想住民投票開票速報」の関係で放送時間が変更となり、録画が出来なかったという声がインターネット上で多数を占めた。これを受けて11月5日、NHKは急遽11月21日深夜(22日2:35〜)に再放送すると発表。異例のニュースとなり、改めて作品の影響の大きさを世間に知らしめた。 同作品は宮崎駿監督が初めて演出を手掛けた作品であり、NHKが初めて放送したテレビアニメーションシリーズである。コロナ禍の影響で来放送されるはずの別番組の制作が中断したことで、言わば「穴埋め」として急遽再放送され

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  • 新型コロナウイルスとともに広がるニセ科学 - 左巻健男|論座アーカイブ

    新型コロナウイルスとともに広がるニセ科学 引っかからないように要注意! 左巻健男 東京大学講師・元法政大学教授 ニセ科学は、いつも虎視眈々と科学リテラシーの弱い人たちを狙っている。そして、社会的に不安が高まると、一気に跳梁跋扈する。現在、新型コロナウイルス感染が広がるなか、ニセ科学はこの機会に一挙に引っかかる人を増やそうと蠢いている。 社会的な不安に乗じてニセ科学が跳梁跋扈 ニセ科学とは、科学ではないのに、「科学っぽい装いをしている」あるいは「科学のように見える」ので、科学リテラシーが弱いと、つい科学的なものと思い込んでしまうものだ。 ニセ科学にはどんなものがあるだろうか。細かく見て行くといろいろあるが、大まかにいくつかを列挙してみよう。 がんが治る・ダイエットができるとするサプリメント・健康品の多く、健康によいとする水、ホメオパシー、経皮毒、デトックス、血液サラサラ、身に着けると健康に

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  • 「バッキンガム宮殿採用」装置にダメ出し続々  - 長野剛|論座 - 朝日新聞社の言論サイト

    訂正:2019年10月5日に配信した記事について、一部誤りがありました。NMRパイプテクターについて記した都内団地住民のブログへの投稿と、雑誌「理科の探訪」のサイトで公開された記事が相次いで削除されたのは、いずれも東京地裁の仮処分決定によるものではないように記述しました。しかし、実際は都内団地住民のブログについては、投稿削除を求める東京地裁の仮処分決定が出ておりました。筆者と編集部の確認が不十分でした。これをふまえ、文を修正しました(2020年7月7日、「論座」編集部) 「配管寿命が40年延びる」に疑問の声 一部ネット界隈で話題の「#謎水装置」をご存じですか? 「テレビ東京(中略)で報道」「世界で唯⼀(中略)論⽂発表」そして「英国バッキンガム宮殿採⽤」と、高らかに広告でうたわれる装置がそれ。札幌から福岡まで全国6都市の地下鉄などで、鉄道広告が出されています。

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  • 取次による書籍出荷価格の引き下げ交渉が難航 - 川本裕司|論座アーカイブ

    取次による書籍出荷価格の引き下げ交渉が難航 苦境の取次が出版社に取引条件の変更を求めるが厳しい反応、運賃協力金はアップ 川裕司 朝日新聞記者 街中から減る書店に象徴される出版業界の不振は、出版社と書店をつなぐ取次も直撃している。業部門で赤字に転落した取次大手の日出版販売(日販)とトーハンが、出版社に対し書籍の出荷価格の引き下げを要請する交渉を始めた。だが、改善を求められた出版社も経営環境は厳しく、交渉は難航している。昨年11月には日販とトーハンが物流の協業の検討に初めて踏み切るなど差し迫った状況のなか、打開の道はあるのか。 書籍の取引については、出版社が定価の70%前後で取次に出荷、取次で8%、書店で22~23%をそれぞれ取り分とする基形態が定着していた。ただ、出版社と取次、書店の取引条件は、出版社の歴史や規模、書店の販売力によって異なり、個別に決められている。取次の取り分は減る傾

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