2012年06月25日14:34 ☆☆ 日本列島だけの抗癌剤 カテゴリ証明医療 ニセ科学 日本では多くの経口抗がん剤が市販されているが、一部のホルモン製剤(乳癌)を除いて延命効果は示されていない。エビデンスが無いのに、伝統的に消化器系がん患者には、5-FU、フトラフール、UFTなどピリミジン系が処方される。かかる患者が当院を受診されたら内服を中止してもらう。市井の開業医より大病院を信用する患者は、来院しなくなる。 僕が医師になった 1980年頃、クレハ化学の「クレスチン」(カラタケノの菌糸体)という何の薬効もない「物質」が経口抗がん剤として認可され、ベストセラーになった。薬効がないのに認可した行政。薬効がないのにベストセラーにした医師たち。このインチキ薬、現在でも薬として認可されている。 同じ文脈でいえば、中外製薬「ピシバニール(OK432)」という注射(ある菌の乾燥粉末)も当時ベストセラ