多くの親はよくわかっている。成人して自立した子どもたちが家に戻ってくるのはお金を節約するため。そして、あわよくば洗濯と食事にもタダでありつくためだと。 【動画】ペンギンの夫と愛人の血みどろの戦い これは人間に限った話ではない。最新の研究によると、ガラパゴスペンギンもまた、巣立ちの後でも親のすねをかじり、食べ物をねだることが鳥類学の専門誌「Wilson Journal of Ornithology」に発表された。 研究を率いた米ワシントン大学の生物学者で、ナショナル ジオグラフィック協会の支援を受けているP・ディー・ボースマ氏は、「人間でも子供が自立した後、経済的余裕があれば親が生活費を援助してやることもあるでしょう。ペンギンの親も、基本的に同じことをしているのです」と説明する。 ガラパゴスペンギンのヒナは孵化後約60日ほどで巣立ちする。この時期は、薄く色づいた足と頬で見分けることがで