人体を構成する各組織の細胞が生きていくためには、エネルギーが必要です。人体の主要なエネルギー源としては、(1)脂肪酸-ケトン体のシステムと、(2)ブドウ糖-グリコーゲンのシステム、の2系統があります。ケトン体の認知度はブドウ糖に比べてかなり低くて、知らない人のほうがはるかに多かったのですが、サッカー日本代表、長友佑都選手のおかげで、一躍その名を知られるようになりました。テレビの密着番組で「(自分の体を)ケトン体回路にしたい」と発言したのが報じられたのです。
![長友選手が目指す「ケトン体体質」の利点 | 人類史からひもとく糖質制限食 | 江部康二 | 毎日新聞「医療プレミア」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/00fc57e5556f5d07ab7d1402fe20894304394c40/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2015%2F12%2F15%2F20151215med00m010001000p%2F9.jpg%3F2)
改憲運動を展開している保守団体「日本会議」(田久保忠衛会長)は、憲法24条を改正すべきだとの主張を強めている。背景には伝統的な家族を理想とする心情がにじむ。家族のあり方は憲法で定めるべきか--。 「サザエさんが今も高い国民的人気を誇るのはなぜでしょう」。日本会議の関連団体が制作した啓発DVDの一場面。ナレーターは24条により家族の解体が進んだ結果、さまざまな社会問題が起きているとして、3世代同居のサザエさん一家を理想と持ち上げた。 「個人の尊重や男女の平等だけでは祖先からの命のリレーは途切れ、日本民族は絶滅していく」。日本会議の政策委員を務める伊藤哲夫氏は9月、埼玉県内の講演で、改憲テーマの一つとして24条を取り上げた。安倍晋三首相のブレーンも務める伊藤氏は「家族の関係を憲法にうたうべきだ」と力説した。
小野薬品工業、6例に重篤な副作用が発生 小野薬品工業(大阪市)は19日、肺がんなどの治療に使われる抗がん剤「オプジーボ(一般名ニボルマブ)」と自由診療の「免疫療法」を併用した患者で6例に重篤な副作用が発生し、うち1人が死亡したと発表した。同社では十分な知識・経験を持つ医師の下で投与を受けるよう呼びかけている。 オプジーボは免疫機能を抑制する分子に働きかける新タイプの薬剤。投与する医療機関や医師には厳しい要件がある。同社によると死亡したのは肺がんの60歳代の男性。要件を満たした施設でオプジーボの投与を開始した後、自由診療のクリニックで、リンパ球を体外で活性化して戻す治療を受けていた。
過剰診断説「無害なもの発見」VS被ばく影響説「原発近くで増加」 東京電力福島第1原発の事故後、福島県民の健康調査の一環として県が実施している子供の甲状腺検査で、昨年末までに166人が甲状腺がんやがんの疑いとされた。有識者でつくる県の検討委員会は全国的な統計に基づいて推計される患者数に比べ「数十倍多いがんが発見されている」と指摘。検討委や環境省は「放射線の影響とは考えにくい」としているが、専門家の間でも意見が分かれる。議論の争点や、患者の治療の現状を探った。 「わが国の(自治体による)地域がん登録で把握されている統計などから推定される有病数に比べ、数十倍のオーダー(水準)で多い甲状腺がんが発見されている」。2月15日、県の検討委は中間とりまとめ最終案で、原発事故の約半年後から30万人以上を対象に始めた甲状腺検査の結果をこう表現した。 この記事は有料記事です。 残り4556文字(全文4926文
「かぼすドジョウ」の開発に取り組む徳丸さん=大分県宇佐市の県農林水産研究指導センターで2016年2月19日午前10時53分、田畠広景撮影 大分の研究センター 「かぼすブリ」「かぼすヒラメ」成功 泥のない状態で養殖しているのに、「泥臭い」イメージがなかなか抜けないドジョウ。こうした「偏見」を払拭(ふっしょく)しようと、大分県農林水産研究指導センターが、県特産のかんきつ類・カボスの香りがする新品種「かぼすドジョウ」の開発に乗り出した。カボスを餌に混ぜて身から香りが出るようにし、県がブランド魚として売り出している「かぼすブリ」「かぼすヒラメ」のノウハウを応用。ドジョウの香りを強めて大量養殖する技術に挑戦している。 かぼすドジョウを研究しているのは同センター水産研究部・内水面チーム(同県宇佐市)。かぼすブリの開発に携わった主幹研究員の徳丸泰久さん(50)を中心に、昨年4月にスタートした。
北海道大などの研究チームが発表 コロニー(集団)の中に必ず2〜3割いる働かない働きアリは、他のアリが疲れて動けなくなったときに代わりに仕事をし、集団の長期存続に不可欠だとの研究成果を、北海道大などの研究チームが16日、英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に発表した。 これまでの研究で、働くアリだけのグループを作っても、必ず働かないアリが一定割合現れることが確認されている。仕事をする上では非効率な存在で、働かないアリがいることが謎だった。 自然界では、働きアリが全て同時に働かなくなると、必要な卵の世話が滞ってそのコロニーが滅びてしまう。チームは日本全国に生息するシワクシケアリを飼育し、1匹ずつ異なる色を付けて個体識別した上で1カ月以上にわたって8コロニーの行動を観察。最初よく働いていたアリが休むようになると、働かなかったアリが動き始めることを確認した。
米スタンフォード大などの研究チーム発表 世界で発表された過去15年間の生物医学系の学術論文を抽出して調べたところ、同じ方法で実験すれば同じ結果が得られる「再現性」を確認するための手法が十分に書かれていないなど、ほぼすべてに欠陥があったとする分析結果を、米スタンフォード大などの研究チームがオンライン科学誌プロス・バイオロジーに発表した。資金の提供元などに関する情報がない論文も多く、論文のデータ改ざんや捏造(ねつぞう)の背景になっているとの指摘もある。 研究チームは、2000〜14年に発表された生物医学系論文から441本を無作為に抽出。そのうち実験データを伴う268本を精査したところ、再現実験に必要な全ての手順や条件を公表している論文は1本だけだった。
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