海の生態系への影響が懸念されている、小さなプラスチックのごみ「マイクロプラスチック」が、滋賀県のびわ湖でも検出され、日本近海で検出される平均の密度の2倍を超えたところもあり、調査を行った京都大学のグループは、「魚などに影響が出ていないか調査を行う必要があるほか、ごみを減らす対策を検討する必要がある」と指摘しています。 京都大学のグループは、ことし6月、びわ湖の6か所で水を採取し、マイクロプラスチックが含まれているかどうかを調べました。 その結果、すべての地点で検出され、最も高かった湖の南部では、1トン当たり6.53個という密度でした。 環境省によりますと、これは日本近海で検出される平均の密度のおよそ2.7倍だということです。 グループでは今後、びわ湖の魚などに影響が出ていないか詳しく調べる必要があるとしています。 グループの代表の京都大学大学院地球環境学堂の田中周平准教授は、「びわ湖には、