「世界はソフトウェアでできている」という共通認識がシリコンバレーにはある。日本の多くの経営者はそれを技術の一つに過ぎないと認識し、産業競争力の源泉にならないと考えている。一方で、産業のソフトウェア化が確実に進行し、従業員のスキルセットと企業文化の変革が必要となっている。イノベーションの源泉はその変革周辺の化学反応にある。「クラウド」の本質は登場から10年の期間で「データセンターの共同利用」から「プログラムできるデータセンター」に進化した。ドコモにおけるビックデータ利用に関するモバイルサービスの開発事例を通して変革志向の必要性を解説する。Read less