佐山聡が明かす橋本vs小川、セメントマッチの真実=『Gスピリッツ』Vol.5 「猪木さんも俺も小川にはプロレスを教えてないから」 他団体との対抗戦で彩られてきた新日本プロレス東京ドーム大会の歴史。遺恨、裏切り、因縁、謀略、反逆……。そこには確かに“闘い”があった。 東京ドームを舞台に起こった数々の事件の中で、もっとも衝撃的だったのは1999年1月4日、小川直也が橋本真也にセメントを仕掛けた一戦だろう。小川を擁するUFO、そしてその後ろに控えるアントニオ猪木と新日本プロレスとの確執が原因と言われているが、果たして裏側にはどんな真実があったのか? 当日UFOのプレジデントとして小川のセコンドにも付いていた掣圏真陰流・興義館総監の佐山聡に当時の状況を振り返ってもらった。 佐山「(小川は)格闘技的には天才だと思った」 ――佐山さんは世界格闘技連合(UFOの前身)の時、小川選手にどういうことを