漫画・ゲーム・アニメ等、さまざまなメディアにひそむ「物語」を抽出して解釈を加えてみようというブログです。 【るろうに剣心】の実写映画化が決定したようだ。 剣心を演じるのは、大河ドラマ【龍馬伝】で岡田以蔵を演じている佐藤健らしい。 剣心は、幕末四大人斬りのひとり「河上彦斎」がモデルとなっている人物であり、 同じく幕末四大人斬りのひとりである岡田以蔵を演じた佐藤健には ぴったりの配役かもしれない。 まぁ、それはそれとして、るろ剣本編には格闘ゲームばりの トンデモな必殺技が多数登場するので、きっと映画も ワイヤーやCGをふんだんに使って技を再現することになるだろう。 佐藤くんも、今から修行して飛天御剣流を立派にマスターしてほしい。 今回は、無茶苦茶な必殺技が多いるろ剣の中から、 トンデモ必殺技ベスト5を紹介しようと思う。 では、まずは5位から順番にカウントダウン 第5位 「牙突・零式(がとつぜろ
佐藤健『深呼吸。』/ワニブックス インターネット音楽情報番組『RANKING パラダイス』で、全国の女子高生を対象にアンケートを実施した『今年の上半期で最もブレイクしたと思う若手俳優ランキング』(番組調べ)で見事1位に輝いた佐藤健。 現在放送中の大河ドラマ『龍馬伝』で、「人斬り以蔵」こと岡田以蔵を熱演中だが、この夏、もうひとりの”人斬り”を演じるのだという。 「それが、昔、『少年ジャンプ』(集英社)で連載されていた『るろうに剣心』の主人公・緋村剣心を佐藤健が演じるというのです」(映画関係者) 『るろうに剣心』と言えば、1994年から99年にかけて連載され、コミックス累計5,000万部を売り上げ、日本だけでなく海外でも高い人気を誇る作品。もちろん、アニメ化も映画化もされたが、実写化には至らなかった。 「主人公の必殺技が、どうしてもCGを必要とするような作品ですし、これまでの俳優さんで、主人公
90年代気分を決定づけたD.T.ストーリーの幾つかのキーワードをあげていくと例えば、 エヴァンゲリオン「理解不能な社会」 永遠の仔「トラウマ、心理学」 SF全般「環境エコロジー」 というのもあるけれど、もう一つ大きなキーワードとして、 るろうに剣心「不殺」 というキーワードもある。あまり注目されていないけれども、これは結構重要。 特に後半の二つは、ポリティカルコレクトネスな信条となって、少年向けジュヴナイル&ジャンプ漫画に対する巨大な枷(かせ)となるのだけれども、その辺りをまた後で色々書いてみる。 和月もまた庵野秀明と同じで開けちゃいけない筺を、そうと知らずに開けちゃったタイプ。もう戻れない……。 ただ和月伸宏という漫画家は非常に面白くて、田中芳樹や庵野秀明なんかが放棄しかかっている、「少年向けジュヴナイルの復権」というのに果敢に挑戦しまくっている。……まぁその結果、敗北しまくってもいるの
和月伸宏についてちょっと考えよう 僕が和月伸宏論を書こうと思ったのは、もちろん「武装錬金 9巻」が発行されたからだ。和月伸宏の「武装錬金」は、Wikiの該当項目を見れば分かるが、一種のカルト的な人気を誇ったもののアンケートが悪くて打ちきりになった作品だ。 武装錬金 - Wikipedia そのカルト的な人気は、ネット上でも散見することができる。とりわけ武装錬金を終わらせないために単行本をまとめ買いする読者も現れて失笑を買いつつも愛された作品であることが非常によく分かる。 NOT_FOUND 404 以前のmemoで書いたようにあまり漫画論・社会論で触れられていないが、和月伸宏がそのデビュー作である「るろうに剣心」で実体を与えた「不殺」というキーワードは、実は90年代を代表するキーワードなのではないかと、僕は思っている。 ◆90年代キーワード 新世紀エヴァンゲリオン「理解不能な社会」 永遠の
仕事が忙しくってねー。もー四日も家に帰ってねぇよ! なんで俺はこんなにスタジオにこもらなきゃいけないだ、くそ、書いても書いても和月伸宏論は終わらねー。 国会図書館に行って、90年後半のジャンプ黄金時代後期の検証をしないと、集英社に置ける和月伸宏の立場を説得力を持って説明できないんだけど。うーむ、困った。 だから中編ということではなく、第二講にしてみました。ごめんなさい! [読書][アニメ][文系文化]和月伸宏論(前篇):90年代キーワード「不殺」と「新世紀エヴァンゲリオン」「るろうに剣心」の符合 - さて次の企画は と [読書][アニメ][文系文化]和月伸宏論インターミッション:《月刊》少年エースは、本来は週刊化して《週刊》少年エースになるはずだった - さて次の企画はの続きー! ◆誰もが「究極の理由」を追い求め、心理学で自分を「漂白」した90年代 90年代というのを振り返ってみると、それ
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