ブログネタ:最近読んだ漫画 に参加中! 人は人に似せて神を創った。力の具現として人型ほど適した形態はやっぱり存在しない。人が人にふるう力こそが最も強く魂に刻み込まれるからだ。 ゆえに人型ロボットの魅力はパワーの魅力。鉄のラインバレルを読んでそれを確認。演出もうまくて人対人、人対怪人、そして怪人対ロボットと話の進行に合わせて強さの階級を上げていくから、ラインバレルの絶対的な力が引き立つ。だから万難を排してのロボット対ロボットに盛り上がらないわけにはいかない。 この作品は少年が描かれるという意味での「少年漫画」を思い切り追及している。読者はともかく、彼らは少年で青春で、時間と経験は過ぎ去るのみなのだ。後悔だけは決して抱えられない。 少年描写を支えている一つは疾走感。画面内でもコマごとでも流れるような勢いがあって、作者らが原稿を空間的にとらえていると感じる、それも横幅より奥行きの方が深いくらいに
![鉄のラインバレル1巻 清水栄一・下口智裕 : 360度の方針転換](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/da78a05937633f7a2b4b2219826151c370cd607b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fparts.blog.livedoor.jp%2Fimg%2Fusr%2Fcmn%2Fogp_image%2Flivedoor.png)