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ブックマーク / bakuhatugoro.hatenadiary.org (1)

  • 2009-09-06

    恥ずかしながら、原作の長谷川伸の戯曲を読んだことがなかったのだが、かつての東映での山下耕作×中村錦之助による映画化作品に比べて、冗長な「泣き」の場面を整理して、爽やかな男らしさに的を絞った描き方で、行間を語り過ぎない、リズムとテンポが心地いい。 剣戟シーンも映像的で迫力があり、しっかりと現役のエンタテイメントしている( ちなみにこの作品、「柔道部物語」のキャラクターを使って、手塚的なスター方式で描かれていて、表紙はご丁寧にも、東映を捩った三角マークまで入った劇場ポスター仕立て。三四郎も番場の忠太郎役で特別出演してます)。 「情実と節度」の美しさに的を絞ったことで、まさに今この瞬間、僕たちが求めているものが何かを示し、娯楽の中で体感的に味あわせてくれる。 「サマーウォーズ」も、ある意味「瞼の母」だったし、長谷川伸再発見のタイミングが来ている気がする。 何より、作はもっともっと広く読まれてし

    2009-09-06
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