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ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (5)

  • メイド属性は消え、“メイドコス”が残った - シロクマの屑籠

    久しぶりにTYPE-MOONの『月姫』を触る機会があって、ふと思い出した。 昔、メイドキャラクターは虐げられた存在だった。『殻の中の小鳥』に出てきたキャラクターなどが典型的だけど、彼女達は調教や折檻の対象であり、“メイドのコスプレ”ではなく当の意味で服従を強いられていた。メイドキャラクター達は拭いきれない悲壮感・厳格な主従関係といった絶望的距離感を漂わせているのが常で、まただからこそ、そういった障害を克服した時の喜びも大きい、という感じだった。オタク界隈にメイド属性が登場した頃、メイド達はそういう暗さを帯びていた筈だ。『To heart』のあの健気なマルチにしても、メイドロボという設定が与えられていた点は見逃せない。メイド属性は、明らかにハードなカテゴリだった。 ところが最近見かけるメイドの大半には、そういった悲壮さ・暗さが欠けている。 ライトノベルやアニメにおいて、メイド服は頻出という

    メイド属性は消え、“メイドコス”が残った - シロクマの屑籠
    crea555
    crea555 2012/04/18
  • 「おひとりさま」というトレンドの終わり - シロクマの屑籠

    夫婦で年収600万円をめざす! 二人で時代を生き抜くお金管理術 作者: 花輪陽子出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2010/06/16メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 10人 クリック: 394回この商品を含むブログ (23件) を見る 上記のを読んでみて、ああ、「おひとりさま」の時代はもう終わるんだなと改めて感じた。少なくともトレンドではあり得ないんだろうな、と。 そもそも、人生を独りでやっていこうというスタイルが無理すぎる。たぶん、ファイナルファンタジー11のようなネットゲームをソロプレイでやるより厳しかろう。「おひとりさま」で生きていくということ=“家事も金銭も情緒もスタンドアロンにやっていく”って事なのだから。色々しんどかったり非効率的になったりするのは避けられない。 ごく最近まで、ホモ・サピエンスは独りで生きるのが著しく困難だった。狩猟採集社

    「おひとりさま」というトレンドの終わり - シロクマの屑籠
    crea555
    crea555 2011/01/05
    うんまあそりゃ非効率的なのは知ってるけど、それでも色々とやりやすくはなってるし、こちとら別に流行り廃りでこの生き方選んじゃねえからなあ。
  • 全裸になったのは“草彅 剛のなかのひと”であって、“草彅 剛”というキャラではない - シロクマの屑籠(汎適所属)

    http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090423/crm0904230940006-n1.htm 公然わいせつ容疑に該当するなら逮捕はしようがないし、イメージダウンも不可避だろうなとは思う。 とはいえ、テレビを通して彼が演じていた爽やかなキャラクターと、今回の全裸逮捕のギャップをみると、かわいそうだな、と同情を禁じえないし、全裸で捕まるぐらいで済んだのはまだしもマシなほうだったのかもしれない、とも思った。あの界隈には、ドラッグに手を出す人やら傷害事件を起こす人やら、色々な前例があるわけだし。 34歳のいっぱしの男が、記憶も定まらないほど酒を呑み、その挙句、全裸になって公園で吼えざるを得なかったという凄絶に、ちょっとだけ想像を働かせてみる。 彼は、爽やかなキャラクター像を----現実には有り得ないほど過剰に爽やかなキャラクター像を----売りモノにし

    全裸になったのは“草彅 剛のなかのひと”であって、“草彅 剛”というキャラではない - シロクマの屑籠(汎適所属)
  • シロクマの屑籠(汎適所属) - 「同級生2」のヒロイン達を、2006年から振り向いてみる

    年末ということで棚を整理していたら、恐ろしく古いノートが発掘された。私のオタ所業の詰まった、業の深いノートである。パラパラめくっているうちに同級生2の攻略記事を発見し、引っかかってしまった。フィールド上のいつ、どこに女性キャラクターがいるのか分からないという、既に廃れてしまった不親切なルールのなか、独力で一生懸命攻略した執着の痕跡が書き記されていた。折りしも季節はクリスマス。(同級生2の)クリスマスBGMが脳裏に蘇った。 「キャラクターの属性や記号」という分野において、同級生シリーズは(ときめきメモリアルとか籠の中の小鳥などと同様)少なからぬ影響を後世に残したと思う。だけど、今改めて見返すと、随分と荒削りなキャラ造型にみえたり、「ああ、この路線はあんまり後世のエロゲーに引き継がれてないのかな」と思う「枯れ筋」のようなものを見かけることになった。昨今のエロゲーヒロインと十年以上昔の同級生2

    シロクマの屑籠(汎適所属) - 「同級生2」のヒロイン達を、2006年から振り向いてみる
  • あのとき僕は「日本のアニメは世界一だよねっ!」と頷いてあげるべきだったのだ - シロクマの屑籠

    数年前のその日、僕はオタク達の集うあるオフ会に出席していた。まだ居心地の良かった秋葉原にメイド喫茶ができるか出来ないかぐらいの時期だったと思う。初対面の人も少なくないオフ会において、臆病な触覚を伸ばしあってお互いに接点を見出すにはアニメやゲームの話題に限る。酒宴の場は、(オタクオフ会にはしばしばありがちなことだが)オタク趣味に関する話題で多いに盛り上がったのだった。 僕が彼に気づいたのは、宴たけなわの一次会の終わり頃のことだった。 「今では、コミケの会場までわざわざ同人誌を買いに来る外国人もいるんですよ。」 「…ですから、日の萌えは日発の文化として、大きく羽ばたいていくんです。」 その甲高い声*1は、遠いテーブルにいてもよく聞こえてきて、勿論耳障りなものだった。アルコールでほのかに赤くなりながらも目を輝かせ、いかにオタク文化が優れているのか、いかに将来性あるものなのかを初対面のオタク

    あのとき僕は「日本のアニメは世界一だよねっ!」と頷いてあげるべきだったのだ - シロクマの屑籠
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