(1)気が付くことから視点力へ いろいろな事物や現象(併せて「事象」ということがあります)、風景といった外界にあるものに対して、あるいはイメージや印象、感情といった心の中にあるものに対して、または知識や考え方、コンセプトという頭の中にあるものに対して、さらには思い付きやアイデア、企画といった意図的なものなどに対して、人はさまざまなことを考えます。その結果を記述したもの、例えば物語や報告書、解説文などを読むと、すごくいろいろなことに気が付く人がいて、感心させられることがあります。 そのような人は、どんな頭の使い方をしているのでしょうか。ついつい気になってしまいます。私の勝手な推測ですが、よく気が付く人は一般の人よりも多くの視点を持っているに違いないと思います。 ここでいう視点とは、目の付け所である着目点、目を凝らして見ている注目点、強い関心をもっている点、こだわり、目的や目標に関わるターゲッ
![第10回・視点力を高めるために](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)