電球は1000時間で切れるように、いままでつくられていたんですって。 電球だけじゃない。 いまも電気製品の大半は、もっと長持ちできるのに、早く壊れるようにつくられているんですって。 そういう話は前から聞いてはいましたが、 それが本当の話であることを、みごとに実証したテレビ番組を見ました。 先日NHKで放送されたフランス・スペイン合作のドキュメンタリー番組「電球をめぐる陰謀」です。 このことはぼくの「CM天気図」にもちょっと書きましたが、ひどい話です。 つまり、電気製品が長持ちしたら、買い替えが進まない。 どんどん買い替えてもらうためには、早く寿命がくるようにしなきゃならない。 そうしなければ、大量生産・大量消費の歯車が勢いよく回らない。 歯車が勢いよく回らなきゃ経済成長が持続しない。 というわけですね。 こわれた商品の修理を頼むと、「買い替えたほうが修理より安いですよ」と買い替えをすすめる
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