いってきます。ただいま。 気持ちのいい陽気の土曜日。ふと、生まれた場所に行ってみたくなりました。僕の生まれは東京の大田区西六郷、そしてその後、小学生まで育ったのが同じ大田区の本羽田。これといって特徴も無い、下町の工業地帯。まずは育った場所へと向かいました。住所も覚えていない、特に前もっても調べずにピンときた路地で曲がって小さな路地へと入っていきました。見覚えのある小学校と見覚えのある酒屋さん。「もしかするとこのまままっすぐ多摩川の土手まで突き当たれば僕の家があった場所ではないか」とただ「そう感じる」だけで向かってみると。ドンピシャ! 何も目印が無いのに。不思議です。実に34年ぶりに訪れました。鉄の匂いとオイルの匂い、土手の草の匂いと東京湾の海の匂い。そんな決していいにおいではない匂いが僕を懐かしさで包みます。「こっち」と自分でも不思議なくらいに確信を感じながら足を向けるとそこには親父が勤め
2009年6月度の「今月のイチオシ」は、シンガーソングライターの中村まりさんに決定した。他にも素晴らしい作品があった。だけれども、中村まりさんが発表した2ndアルバム『Beneath the Buttermilk Sky』は、別格としか言いようのない作品だったのだ。聴くたびに感動させられる作品に出会ったのは、本当に久しぶりである。衝撃を受け、興奮して、インタビューする頃にはファンになっちゃいました。 今回のインタビューは、彼女のこれまでを洗いざらい振り返って頂いたものである。小難しい音楽話しもなく、一人の女性が音楽を始めて、今に至るまでの物語。場面によって、普通の女の子だったり、孤高のシンガーソングライターだったりしますが、どれも本当の「中村まり」。そこに彼女の表現の原点を見た気がしました。 学校の先生が褒めてくれたのが嬉しかった ―中村さんは、小学生の頃からギターをやっていたんですよね?
ワタクシundersonがちょっと気になるアンチクショウと旨い珈琲でも飲みながら肩肘張らない丸腰放談の中からクリエイティブの薬莢を見いだす針小棒大なコーナー。 Editor/ tsutomu horiguchi from underson OPUS Designホームへ
6/26は、法政の公開対談の前、恵比寿のDRAFTにいました。 「ウチの庭を見て、気づくことないですか?」 とますます茶色にゴルフ焼けした、DRAFT代表、宮田識さんは言いました。 DRAFTの広い庭を二階の会議室から眺めました。ケヤキもアンズもユズもソテツも、プールも石灯籠もある。何か答えなくちゃいけない。分かんない。 「……」 「花がないでしょ」と宮田さん。 「えっ?」 「アジサイの花を植木屋が全部切っちゃったんだよ」 そう言われると、アジサイに花がない。いま一番きれいな季節なのに。 「いま花を切ったほうが元気になるって植木屋は言うだよ。それはないだろ、と思ってね。アジサイは花を咲かせたいわけだし、僕らはアジサイの花を見たい。植木屋は(植栽を元気に育てたいという)自分の仕事をしているんだけど、切る前にひと言ほしいよね。だからお茶も出さなかった。切られたアジサイの花は、昨日まで事務所中に
ジャチェック・ウツコは、ポーランドのグラフィックデザイナー。東ヨーロッパの多くの新聞をリデザインして数多くの賞を受賞しただけでなく、購読数を100%まで増加させた彼が「デザインは新聞を救えるか?」と題して「TED」で行ったスピーチ。 新聞は今にも死絶しそうです。読者は古い情報にお金を払いたがらず、広告主もそれに従っています。それよりも携帯電話やパソコンの方が、新聞の日曜版より、よっぽど手軽です。さらに森林も保護しなければならない。これではどんな産業もダメになってしまうでしょう。ですので「新聞を救う術はあるのか?」と質問を変えるべきです。 新聞の将来について、幾つかのシナリオが考えられます。ある人は「無料であるべきだ」と言ったり、「タブロイドか、もっと小さなA4サイズがいい」、「地域コミュニティごとに発行する地方紙がよい」、「小さなビジネスなどニッチを狙うべき」と言う。しかし、無料にならずと
アートディレクター 水野学 vol.1 バーとデザインは似ている!? | WHO'S AT THE BAR | ボンベイ・サファイア - SAPPHIRE INSPIRED BAR 今夜のお客様はアートディレクターの水野学さん。日本を代表するトップクリエーターであり、またデザイン会社「good design company」を率いる若き経営者でもあります。嬉しいことに水野さんの方から、バーに対する想いを語りはじめてくれました。 水野:僕、バーがすごく好きなんですよね。理由を考えてみたら、似てるんですよ。デザインに。 --どんな類似点があるのでしょうか? 水野:バーには素材となるお酒がたくさんあって、入れ物となるグラスはある程度決まっています。僕らの仕事でも、デザインの素材は無限にあります。入れ物は媒体のことで、こっちはある程度決まっているわけです。 --“素材”と“入れ物”ですか、面白い
ー広告は、誰も見ていない。 何を目標に、僕らは広告をつくるべきなのか。 水野氏が独自のスタイルで導き出した、 広告の「ありかた」「つくりかた」について語る。 第2回講義 2007.10.13[土] 13:00~18:00 会場/専門学校九州デザイナー学院 講師/水野 学氏(good design company代表 アートディレクター) 公開塾 PROFILE みずの・まなぶ/1972年東京生まれ。96年多摩美術大学美術学部デザイン科卒業。 99年good design company設立。主な仕事に、NTTドコモ「iD」「DCMX」のネーミングからブランディング・広告に至るまでのトータルディレクション、首都高事故削減プロジェクト「TOKYO SMART DRIVER」、「農林水産省」、「世界陸上2007」、「KIRIN903」、ANA「travel Smap」、旅館「亀
前の記事 13年か17年で大発生するセミ:謎を日本の研究者らが分析 超スローモーション動画の傑作7選:撮影プロセスも紹介 2009年5月25日 Brian X. Chen 「人間は、生きていくために必要なことをするためだけに50億年かけて進化してきた……そして人間が1秒間に観察できることは30から50くらいだ。しかし、高速度カメラにより、1秒間に100万を見ることが可能になる。われわれは日常の事物を観察し、表面下に隠されている世界全体を見る」と、[ディスカバリ・チャンネルの]テレビ番組『Time Warp』の司会者の1人Jeff Lieberman氏は述べる。 番組制作で使われている、価格が10万ドル以上する高速度カメラは、もともと軍事テストや科学調査などで利用するために開発されたものだ。驚くほど高いフレーム率で撮影することが可能で、超スローモーション再生によって、1秒を数分にまで引き伸ば
糸井重里がほぼ日の創刊時から 2011年まで連載していた、 ちょっと長めのコラムです。 「今日のダーリン」とは別に 毎週月曜日に掲載されていました。 パシリ考。 2009-05-11 パシリ、というのは、 「使いっぱしり」を略した俗語だと思う。 それしか考えようがないから、そうだろう。 パシリといえば、たいていの人は、 なんの意味だかわかっているらしい。 弱い立場で、じぶんより強い人たちのお使いを やらせられている者のことだ。 それで正しいと思う。 実は、ぼくはこのことばを、知らなかったのだ。 実際に、パシリになるやつや、 パシリをさせるやつというのに、 会ったことがなかった。 有名な「パン買ってこいよ」というようなセリフは、 コントのなかで知っているだけだ。 ぼくの思い出の中では、 パンは、みんな、じぶんで買いに行っていた。 あるいは、みんなの分を買いに行くことを 引き受けるやつはいたけ
Disclaimer このブログは高広伯彦の個人的なものです。ここで述べられていることは私の個人的な意見に基づくものであり、私の雇用者には一切の関係はありません。 Powered by Movable Type 3.17-ja 以前にいた会社の、自分がいた組織の離職者率が増えているのを聞いていると、それまで「働きたい会社」だったのが「辞めたくなる会社」になってきているということなのだろう、ということに悲しくなる。 ベンチャー的な気質をもった会社だと、「この会社、このプロダクトを使って何かをしてやろう」というチャレンジャーが集まり、その“志”がエンジンとなって前進していくものだが、あるタイミングからその会社がメジャーになってしまうと「入りたい会社」となってしまい、学歴だけよかったり、対して仕事ができないのに過去の会社での経歴を“華麗に言う”人間が増えてしまう。つまり実力者が入ってこない。ま
清志郎さんのこと。 忌野清志郎さんの訃報を聞いて、多くの方々同様に、大きなショックを受けている。 緒川さんもだ。ちなみに俺は奥さんのことを緒川さんと呼んでいる。 80年代の後半から90年代初頭に、清志郎さんと一緒のステージに立って歌わせてもらったことが、二度か三度あるが、そしてどれも、複数のバンドが参加する大規模なイベントのフィナーレだったから、ステージ上には溢れんばかりの人間がいたわけだが、あの人の存在感は圧倒的で、皆が清志郎さんを囲んでいるような印象に、自然になってしまっていた。 92年に秋元康氏のプロデュース、堤幸彦氏の演出でオンエアされた「忌野清志郎アワー」というテレビ特番では、ウチの劇団員が大挙して清志郎さんとコントを演じた。 03年に公開された俺の初監督映画「1980」に清志郎さんが中途半端な感じで出演してくれている。これは、撮影当日までまったく予定していなかったことで、及川ミ
「Office Y2」はライター山本千壽(Chizu Yamamoto)のWEBサイトです。 経歴、実績紹介および、コンタクト窓口となっております。
「機動戦士ガンダム」の監督として知られる富野由悠季さんが10月27日、「東京コンテンツマーケット2008」(独立行政法人・中小企業基盤整備機構関東支部主催)のトークセッションに登場し、「プロフェッショナル・クリエイターの条件」というタイトルで自らの“プロ論”を披露した。 「自分流の言葉づかいしかできなくて本当に申しわけない」と言いながら、集まったクリエイターに刺激的な言葉を投げかける富野さん。セッションは、コンテンツ関連のコンサルティングを手がけるQPRの清田智社長との対談形式だったが、事実上富野さんの独演会だった。 「コンテンツ」という言葉はおかしい セッションのタイトルは「プロフェッショナル・クリエイターの条件」ですが、これは無理やりつけたタイトル。ここにいる人(コンテンツマーケットの出展者など)はプロクリエイターの条件を満たしてますから。ぼくみたいなロボットアニメの専門家がぐだぐだ言
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