県内に住むネパール人の生活を支援するNPO法人「かながわネパール人コミュニティ」によるカレーの炊き出しが27日、横浜市中区の寿公園で行われた。 同国最大の祭り「ダサイン」の期間に合わせ、地域への感謝や地域との交流を狙い企画した。昨年に続き2回目。 ジャガイモやオクラなどを具材に約300人分を用意。メンバーはスパイスを溶かした水を加えながら味を調整した。 「日本のカレーに似た材料を選んだ。ネパールにより親しんでもらえるようにしたい」とサプコタ・ドルラズ会長(29)。匂いに誘われて、足を運ぶ住民の姿もあった。 味わった地元の男性らは「香辛料が効いていておいしい」と初めての味に舌鼓を打ち、サプコタ会長は「笑顔で食べてもらえてうれしい」と話していた。