2010年に『LIMBO』がリリースされて以来、白黒の影絵グラフィックで描かれた残虐な冒険は強烈な印象を与えてきた。全世界で300万本以上売り上げたこともさることながら、後のインディーゲームシーンでも未だにフォロワーは出続けている。 今でも『LIMBO』の影響下にある作品が溢れている6年後の現在、制作したplaydeadの新作『INSIDE』は『LIMBO』から一体どう変わり、どんなアプローチによって作られたのだろうか? アートスタイルで語られる緻密なストーリー ゲームをスタートすると、まず少年が森の中で駆ける。この冒頭のシークエンスこそ『LIMBO』を想起させるが、次の瞬間から全く別物であることがわかる。少し進むと森の奥から自動車の光が木々の合間を縫うように差し込む。車から降りた男たちが何かを探しはじめる。反射的に少年は身を屈める。おそらく彼らは自分を探しているのだ。 そう、『INSID
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