ワコムが主催したフォトレタッチセミナー「Wacom Creative Seminar」。プロカメラマン魚住誠一氏に引き続き、雑誌や広告をメインに活躍しているプロカメラマン吉田繁氏が登場した。 吉田氏は自分で撮った写真を紙に印刷し、何度も見直すそうだ。誰でもこうすることにより、写真の腕が上達すると語る。また、吉田氏は1990年ごろから世界中の巨木を撮影し続けていることでも有名だ。 吉田氏の講義は「プリント用紙に合わせた、補正テクニック」。写真をプリントアウトするときのレタッチで重要なのは、「どの用紙に印刷するのかを先に決めておくこと」だという。これは、用紙によって再現可能な色(特に暗部)が異なるため、用紙が決まっていないとレタッチの作業が行なえないからだ。本講義では、カラーモード「Lab」を使う方法を実演。一般的にPCでグラフィックを扱う際は「RGB」で作業をするが、これだとRGBの各数値が