2013年10月23日 01:24 カテゴリサイエンス最前線〜動物・植物・微生物 チャアンテキヌスのオスにみる生涯一度の激しくそして切ない恋とは Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet チャアンテキヌス(写真:Antechinus stuartii)は、オーストラリア東海岸に生息するフクロネコ科の有袋類です。この動物は、哺乳類ではフクロネコ科の4つの属でしか確認されていない特殊な繁殖方法をとることで知られています。生後1年も経たないうちに成熟するチャアンテキヌスのオスは、エサとなる昆虫がほとんど手に入らない、生まれて初めての冬に、最初で最後の繁殖期を迎えます。約2週間続く、この一生に一度の晴れ舞台を終えた彼らは、1回で約14時間続く交尾によってぼろぼろになった筋肉と、抗ストレスホルモンで低下した免疫力のせいで、自らの仔を見るこ