1月9日、外為市場で3月ドル急落説が浮上、国内勢の決算対策で円高加速の公算。写真は昨年12月、キエフの両替所で(2009年 ロイター/Gleb Garanich) [東京 9日 ロイター] 年明け後の外為市場で、早くも3月のドル/円急落説がささやかれ始めた。業績の落ち込みに直面する日本企業が3月決算対策として海外資産の巻き戻しに動けば、リパトリエーション(資金の本国還流)による円買い圧力が強まり、ドル/円が急落するリスクがあるとのシナリオだ。 実際に昨年後半の急激な円高によって国内企業は相次いで海外投資の大幅損失を計上し始めており、緊張感が例年以上に高まっている。 年明けにドル/円は一時、1カ月ぶりの94円台へ上昇するなど、昨年から続いた急速なドル安/円高は一服となるかに見えた。しかし、米国は急減速する景気や金融危機への懸念、財政悪化問題など数多くの爆弾を抱えおり、参加者の多くは今年中のド