「これがハラスメントと言えるのか、それすらわからなかったんです」 BuzzFeed Newsの取材に応じたショウタさんは、そう重い口を開いた。 男性上司からのセクハラを機に、勤めていた広告会社を辞めて2ヶ月。心の傷はまだ癒えていない。いまは躁鬱病の薬を服用しながら、ぼんやりと再就職したいと考えている。 「朝までキャバクラに付き合わされるとか、そういうことをする上司だということも、よく聞かされていた。でも、ここまでのことをするなんて」 ショウタさんが受けたのは、性風俗の強要だった。セクハラという認識はあまり広がっていないが、「セクハラにもパワハラにも」なり得る行為だ。 労働問題に詳しい弁護士の圷由美子さんは、BuzzFeed Newsの取材にこう語っている。 「先輩目線では『後輩サービス』でも、後輩にとっては性的嫌悪感があっても断れないことがあります。地位を利用して性的な場所に連れていく行為
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