留年のピンチ、襲い来る戦闘機 灰になった校舎とうれし涙 「人の数だけある」事実、知って欲しい 「学校など、なくなってしまえばいいのに」。戦時中、そんな願いが予想外の形で実現されてしまったーー。ある学校教諭が語ったエピソードを、忠実に再現した漫画が、ツイッター上で反響を呼んでいます。「歴史をジャッジせず、ありのまま伝えたい」。75回目の終戦記念日に、作品を投稿した漫画家の思いに迫りました。(withnews編集部・神戸郁人) 留年のピンチ、襲い来る戦闘機 8月15日、「学校の空襲」と名付けられた5ページの漫画がツイートされました。 時は太平洋戦争末期。現在の神奈川県湘南地域に住み、旧制中学に通う少年が主人公です。学業が振るわず、いきなり中間試験で赤点を取ってしまいます。留年や落第を恐れ、「まずいまずい……!」と勉強し、挽回(ばんかい)しようと必死です。 そんな中、敵国の戦闘機が突如飛来し、街