(CNN) 欧州南天天文台はこのほど、南米チリのラ・シヤ天文台で行った観測で、新たに50以上の太陽系外惑星を発見したと発表した。この中には、地球の1~10倍程度の質量を持つスーパーアース(巨大地球型惑星)が16個あり、生命が存在する可能性もあるという。 生命が存在できる可能性が指摘されているのは、巨大地球型惑星の1つ「HD85512b」。質量は地球の約3.6倍で、地球からは約35光年離れている。恒星との距離から判断すると、特定の状況下で液体の水が存在する可能性があるという。ただし実際に生命に適しているかどうかについてはさらに詳しく調べる必要がある。 今回の観測には、ラ・シヤ天文台にある惑星探査装置HARPSが使われた。研究チームを率いるマイケル・メイヤー氏は「今後10年から20年のうちに、太陽系の近くで生命が存在する可能性のある惑星をリストアップできるだろう。そうすれば、さらなる探査を行っ