ジブリは決して続編を作らない有名ゲームスタジオのようなもの――スタジオジブリに入社したドワンゴの川上量生氏が見た,国内最高峰のコンテンツ制作の現場とは 副編集長:TAITAI カメラマン:田井中純平 1234→ 川上量生氏といえば,あのニコニコ動画を運営するドワンゴ(正確には,運営は子会社のニワンゴ)の代表取締役会長として知られる人物である。 スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが書いた川上量生氏の似顔絵 以前,4Gamerでもインタビューをしたことがある同氏だが,その明瞭かつ論理的な思考力と,どこか捉えどころのない考え方は非常にユニーク。「なるほど。この人にして,ニコニコ動画あり」と思わせるほど,その発想は独創的だ。 そんな川上氏だが,なんとドワンゴの代表取締役会長という肩書きを持ちながらも,あの宮崎 駿&鈴木敏夫らが率いるスタジオジブリに“カバン持ち”として入社したのだという。 着メ
ジブリは決して続編を作らない有名ゲームスタジオのようなもの――スタジオジブリに入社したドワンゴの川上量生氏が見た,国内最高峰のコンテンツ制作の現場とは 副編集長:TAITAI カメラマン:田井中純平 ←1234 勘違いこそが成功の源 4Gamer: 話は変わるんですけど,スタジオジブリに入る前,川上さんは普段どういったお仕事をされていたんですか。 川上氏: いや,正直なところロクに働いてないんですよ。僕は,ドワンゴ社内の決済ルートには入ってないので,ほとんどの決定事項は,僕の知らないところで決まるわけですよ。人事とかも全然見ないから,社員の給与も知らないし,入社式みたいな儀式にも出ません。 4Gamer: 前々からずっと疑問だったのは,川上さんの考え方というのが,ニコニコ動画やドワンゴにどのくらい浸透しているのだろうって部分なんです。 川上氏: んー,あまり共有されていないですね。会社では
ジブリは決して続編を作らない有名ゲームスタジオのようなもの――スタジオジブリに入社したドワンゴの川上量生氏が見た,国内最高峰のコンテンツ制作の現場とは 副編集長:TAITAI カメラマン:田井中純平 ←1234→ 1000万人単位で人に届けるジブリの凄さ 4Gamer: しかし,いわゆるマスマーケティングというものを考えるときに,スタジオジブリがやっていることというのは,ゲームで言えば,例えば任天堂とかポケモンとか,そういう企業でしか成し得てないレベルのことですよね。 川上氏: まぁ,そうですね。 4Gamer: 僕も一応,4Gamerというサイトをやっていて,いろいろと考えるのですが,大体10万〜20万人くらいまでの規模だったら,「こうすればこのくらいの人に届くだろう」というのが“見える”んですよね。ただ,それが100万人に近づいてくる単位になると,正直なところ,途端にまったく見えなくな
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く