トレンド 1. パン小売店の主流となったベーカリー 総務省統計局「経済センサス(2~5年ごとの調査)」によると、1991年時点では約24,000店ほどあったパン小売店のうち、ベーカリー(パン製造小売店)の割合は46%程度にしかすぎなかったが、徐々にベーカリーの割合が増え、2016年時点ではパン小売店全体の86%に達した。 焼き立てパンを提供するベーカリーの販売スタイルが消費者の支持を得て、いまやベーカリーがパン小売店の主流となっている。 注)パン小売専門店:主として食パン、コッペパン、菓子パンなど各種パン類を小売りする事業所。 パン製造小売店:主として食パン、コッペパン、菓子パンなど各種パン類を製造し、その場で小売りする事業所。 (サンドイッチ、ハンバーガーなどの調理パンはここには含まない。) 2. 飲食部門への進出 ベーカリーは、従来のような「パンを焼いて小売りする店」という位置付けから